皆様 6月22日(土)の研究会の報告です。参加者は3名でした。
〇「椅子」の名詞文の提出者は2名でした。以下にそれぞれの名詞文を掲げます。
Aの名詞文
<椅子というもの>
形 高さ 四脚形
型 安定性 直立型
膝の高さの、腰を乗せられる家具。四脚かつ背板のついたものが多い。脚は木材や鉄パイプで、移動させやすい。
<椅子ということ>
腰を乗せて体を安定させるために使われる。床に対して垂直であり、脚によって安定が保たれる。
<椅子の名詞文>
腰を乗せるための、膝の高さの家具。脚によって、垂直性が安定的に保たれる。従って、作業や食事等に必須の、手の動きを円滑ならしめる。
Bさんの名詞文
<椅子というもの>
形 安定さ 四角形
型 立ち上がり 立体
人を座らせ、下から支える家具。その形は角ばっており、床から垂直に立ち上がったもので、安定感がある。
<椅子ということ>
床に置かれ、人が座って休んだり、作業をすることを支える。
<名詞文>
人を座らせ、下から支える家具。その形は角ばっており、床から垂直に立ち上がった安定感のあるものである。床に置かれ、人が座って休んだり、作業をすることを支える。
この二つの名詞文について話し合いを行いました。話し合いの論点は以下の通りです。
・「四脚形」という言葉の妥当性(「四脚形」という言葉はない)
・「四角形」という言葉の妥当性(「丸い」椅子もある)
・「安定」や「垂直」という捉え方は名詞文の提出者双方に共通している。
・角ばった木材を地面に置いて座ったら、それは「椅子」と言えるのか。
・幼児が描く「椅子」の絵は、「ものとしての椅子」をイメージする上で参考になるはずだ。
ニューズレター1007号についての話し合い。
以下の箇所について話し合いを行いました。
「ここから『成育歴』『家庭環境』の子どもに及ぼす影響を証明する『プロファイリング』を、個人の病理の原因を説明するためのデータの集積や、「カウンセリングシュミレーション」という『脳の中の妄想』を解消する対策の方法を開発しました。」
「その典型が『成田悠輔(イェール大学助教授、ユーチューバー)』です。「『左翼・全体主義』の理論の広報活動のようなことをおこなっています。」
話し合いの内容
・「高齢者は老害化する前に集団自決、集団切腹みたいなことをすればいいという成田悠輔の発言の紹介。
・「左翼」と「全体主義」は何を表しているのか。
・アメリカの民主党の考え方
次回使用するニューズレターの号名は後日スカイプにアップされます。
青山恒久