皆様 10月26日(土)の研究会の報告です。参加者は、4名でした。
最初に、「ある程度、年齢を重ねてからの就職」について話し合いました。
次に、「うさぎ」の名詞文について、話し合いをおこないました。三名が「うさぎ」の名詞文を提出しました。以下の通りです。
〇一人目の名詞文
「うさぎ」の名詞文
「うさぎ」というもの
形 小ささ 四足歩行形
型 長耳性 跳躍型
体長は、20~50センチ程度の、小型の四足歩行動物。長い耳を特徴とする。時速70キロメートル超の速さで跳ぶように走ることが出来る。食用や毛織物の素材として飼育される。
「うさぎ」ということ
食用や毛織物の素材として飼育可能な、小形の草食動物。逃げ足が速い。特徴である長い耳は、体温調節機能として働き、また、聴覚、視覚、嗅覚は鋭敏である。その生態から、各種のシンボルとして扱われる。
「うさぎ」の名詞文
小形の四足歩行する草食動物。走力に優れ、また聴覚を始めとして鋭敏な感覚器官を有する。飼育されて食用されたり、毛皮として着用されたりする。うさぎの形態上の特徴から、各種のシンボルとして扱われる。
〇二人目の名詞文
うさぎというもの
●形、型、長さ、性質
背中が丸まっていてアーチ型のの小動物。哺乳類。
繁殖力が強く、毛がふさふさしている。鳴かない。
通常は耳が長く、後ろ足をバネにして歩行する。
うさぎということ
ペットとして飼われ、人間はいやしを与えられる。
食用としても用いられ、毛皮は手袋やマフラーなどに加工される。
三人目の名詞文
「うさぎというもの」
形 跳躍力 四足獣
型 俊敏性 小動物
うさぎとは四つ足の哺乳動物である。長い耳を持ち、跳躍力に優れている。 白、茶、黒などの比較的長い体毛に覆われている。
「うさぎということ」
うさぎには野生生息するものと愛玩目的に飼われるものが存在する。まれに食用ともなる。人にとって身近な存在であり、神話や昔話、創作文学やアニメーションなどにしばしば登場する。
「ウサギの名詞文」
うさぎとは四つ足の哺乳動物である。 長い耳を持ち、跳躍力にすぐれていて、白、茶、黒などの比較的長い体毛に覆われている。 野生に生息するものとそれをもとにした愛玩目的に人に飼われるものが存在する。まれに食用ともなる。神話や昔話、創作文学等に洋の東西を問わずしばしば登場する。
以上の名詞文について話し合われた内容は以下の通りです。
・インターネット等に頼らず、なるべく自分で考えるようにしている。
・今までの生活経験の中で、うさぎを食用としたことはなかった。
・「形」と「型」自体がイメージとして思い浮かばない。
次回の名詞文の題目は「机」で、次々回の名詞文の題目は「空気」です。
〇ニューズレター第987号についての話し合い。
「――普通名詞、抽象名詞の言葉を行動の対象になし得ないことにあります」という文言についての話し合いに、時間が割かれました。以下の通りです。
・女性が、普通名詞、抽象名詞の言葉を行動の対象になし得ないことが、日本のスタグフレーションの原因ということになってしまうが、どういうことなのか。
・胎児期や乳幼児期に、母親から正しい愛着を与えられなかったということだと思う。
・「就職」についての、名詞文を作ってみるといいかもしれない。
・世界的にみて、とんでもない状況になっている。全体主義に押されっぱなしというのが、現在の状況だ。
・日本だけでなく欧米の女性の脳の働き方も惨憺たるものだ。
次回使用するニューズレターの号数については、おってスカイプにアップされる予定です。
青山恒久