110月8日(土)の研究会の報告です。本日の研究会の参加者は2名でした。今回提出された「卵」の名詞文と話し合いの内容は以下の通りです。
卵の名詞文
形 小ささ 長円形
型 ふっくらさ 楕円体型
卵というもの
小さな楕円体として体外へ産み出された生殖細胞。
卵ということ
鳥類や両生類等において、体外へ産み出された生殖細胞が、発生を完結するために、内部を保護しながら、外部環境との関係を維持すること。
卵の名詞文
鳥類や両生類等の発生の仕方。体外に産み出されると、内部を保護しつつ、外部環境との関係を維持するように働く。卵殻内の卵黄は、たんぱく質、脂肪、ミネラル、ビタミンを含有するため、他の動物にとって格好の食材となる。また、未熟であること、何々し始めたばかりであることの比喩ともなる。
「卵」の名詞文
形 丸さ 楕円形
型 包容性 楕円球型
「卵」というもの
魚類、爬虫類、両生類、および鳥類の幼生を収めるもの。
多くは楕円形など丸みを帯びた形である。
硬い殻、または柔らかく水っぽい膜状のものである。
「卵」ということ
卵は、幼生の生物を内に収めている。
幼生の生物を保護し、孵化までの成長を安定させる。
また、ニワトリの卵に代表されるようにしばしば栄養価の高い食品となる。
「卵の名詞文」
卵とは、魚類、爬虫類、両生類、鳥類の幼生の生物を収めるもの。
多くは丸みを帯びた形である。
中の幼生の生物を保護し、孵化までの成長を安定させる。
しばしば栄養価の高い食品となる。
〇今回、「卵」の名詞文を作ってみて、大変勉強になった。
〇「幼生」とは、人間でいえば、赤ちゃんのことである。
〇「生殖細胞」という言葉をつかったのは、鳥とか昆虫などで、単性生殖を行う動物もいるからである。
〇「卵」の名詞文を作るとき、鶏の卵だけを思い浮かべればいいのだろうか。
〇卵の殻は、外部から酸素を取り入れ、内部の二酸化炭素を放出するために、小さな穴が開いているということを初めて知った。
〇日本語の「卵」は、「未熟であること」「まだ一人前でないこと」の比喩として使われるが、英語の「egg」には、そういう意味があるのだろうか。
等々のことが話し合われました。
次回は11/22(土)4:30pmからで、名詞文の題目は「薔薇」です。