青山です。
参加者の方の中で、次回の研究会の最初の30分用に「人生案内」を提示出来ないかという連絡がありましたので、以下にアップします。ただし、特に話し合いたい話題がない場合に使って下さい。話題がある場合は、以下の「人生案内」は、無視して下さい。
同僚・友人と連絡断ったが…
40代の主婦。1年半前に長く働いた職場の人たちとの連絡を断ち、連絡先も消してしまいました。仕事はやりがいがあり、本当は続けたかったのですが、人間関係で嫌な思いをして辞めたのです。
地元の友人たちとも連絡を断ちました。小学校からの5人グル-プで、結婚して地元を離れましたが、年末などの集まりの連絡は来ていました。仕事で行くことができなかった時から、LINEで返信しても返事もなく、今年は年賀状も来なくなったからです。
最近、地元の地名を見るたびに腹立たしさとさみしさが同時にこみ上げるようになり、苦しいです。
友人や仲間は本当に必要でしょうか。嫌な人のことは忘れてしまいたいのですが、時々心の中に出てきて、怒りがわいてきます。心穏やかに生きていくためにはどうすればいいですか。
回答(山口 恵以子 作家)
私も友人がいません。高校の同級生、趣味の仲間、担当編集者、元職場の同僚など、親しくしている人はいますが、その人たちを「友人」と定義するのは、少し違うように思います。
友人とは、我がことのように相手の幸福を喜び、不幸を悲しむことの出来る存在です。果たしてそんな人、この世にいるでしょうか。
私なら自分が不幸に襲われたのに、相手ばかり幸運が訪れたら、きっと顔を見るのも嫌になります。
つまり友人とは、人が一生に一度出会えるかどうかの「奇跡の人」です。「ともだち100人できるかな」なんてありえません。「ママ友」は友達じゃないです。
だからみんな口では友人というけれど、その人の環境が変化するに従い、付き合う人間関係も変わっていくのではありませんか。
例えば、宝くじが10億円当たった人や、超玉のこしに乗った人は、貧乏していた時代の知り合いと付き合わなくなったりするでしょう。
だからあなたも、友人や仲間という存在をもっと気楽に「その時々で付き合って心地よい人たち」と割り切ってください。そして、今のご自分が一緒にいて気楽に過ごせる人と、穏やかに付き合っていきましょう。