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ポルソナーレのカウンセリング・ゼミは、平成28年2月より第18期のゼミを展開します。第18期の教育の狙いと目的をお伝えします。
日本人の最大の問題は、要介護状態が誰にでも発生すること、にあります。直接の原因は、認知症(痴呆症)と、その内容の周辺症状です。周辺症状とは、「行動の部分、限定の止まり」が定義です。 脳の働き方から解明すると、周辺症状とは「幻覚」と「幻聴」のことです。 会話のときに、「相手の顔、目を見ない」、「相手の顔、目を見ても、作り話を話す」と「幻覚」、「幻聴」がつくり出されます。 要介護状態に陥らない、認知症(痴呆症)にならない、ための対策の基本は、「相手の顔、目を見ながら話す」「自分の顔を相手に見せながら話す」「相手の話はおしまいまで聞く」、です。 これが、ポルソナーレのカウンセリング・ゼミが研究・開発した「要介護状態の治し方」「認知症(痴呆症)の予防と改善の仕方」です。 慣れるまではガマンして実行しましょう。「やわらかく相手の顔、目を見る」ことがコツです。
認知症(痴呆症)とは、ひとくちにいうと「行動が部分的、限定的の止まること」です。 「学校に行かない」「引きこもり」「昼まで寝ていて、入浴しない」「一日中、オンラインゲームばかりしている」といったことが「行動の部分、限定の止まり」です。ひとりの力でトイレに行く、たまには入浴する、時々は家の外に出る、という「行動」はおこなわれているので「部分的、限定的な行動の止まり」です。
認知症(痴呆症)というと、「人の名前を忘れる」とか、「自分の身近な人の顔も忘れること」だといわれてきました。長期記憶ができないことが認知症(痴呆症)だといわれてきました。 しかし、この理解は誤りです。人間の脳の働き方から説明すると、長期記憶というのは、脳の言語野で空間構造というルール、きまり、約束を記憶する領域があって、この領域を働かせることをいうのです。日本人の使う日本語は、「自分自身にとって」という已然(いぜん)、未然(みぜん)が話し方とか書き方の構文になっているので、短期記憶の言語領域しか働いていません。 日本人の脳の働き方は、全員、一人残らず短期記憶なのです。
短期記憶とは、「短い間しか憶えることができない」ということではありません。色とか、味とか、香りといったことしか憶えないということです。 だから、言葉でいうと、名詞とか形容詞、抽象名詞というものは「憶えない」のです。 日本語は、短期記憶のための言葉です。それが「已然」と「未然」ということの本質です。 山下秀雄は『日本のことばとこころ』(講談社)で日本語の「已然」と「未然」について分かりやすく説明しています。
《已然と未然の文例》
A「人はだれでも野菜を食べる」 B「ぼくは毎日、野菜を食べる」 C「わたしは今、この野菜を食べる」 |