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平成28年6月21日。 北海道釧路市の 「イオンモール釧路昭和」で 通り魔事件が起きた。 松橋伸幸容疑者(33歳、 新聞配達員)が 店の客の女性4人を無差別に 襲った。 柳刃包丁で戸沼雅子さん (68歳)の背中を 刺して死亡させ、 細野紀子さん(76歳)、 鰐淵由季さん(49歳)、 菱岡典子さん(66歳・店員)が 切られて傷を負った。 加害者の松橋伸幸 容疑者は生まれつき 片耳が難聴で、33歳の現在、 両耳の難聴を 補聴器で働かせていた。 言葉を聴く能力の「聴覚」に 支障があると、なぜ、 どういう理由で人を襲い、 殺害する性格になるのか?
平成28年6月21日、午後3時15分ごろ。北海道釧路市の商業施設「イオンモール釧路昭和」で通り魔事件が起きた。 4人の女性が襲われて、1人の女性が死亡した。 容疑者は、松橋伸幸(33歳、新聞配達員)だった。 「彼は、生まれつき、片耳が難聴だった。高校は卒業した。統合失調症で薬を服用していた。 以前は、方耳だけに補聴器をつけていた。この1ヵ月くらいは両耳に補聴器をつけるようになっていた」(近所の人の証言)。 心理学博士の鈴木市織氏の話。 「統合失調症の特徴に、自分は生きる価値がないと思い込むことがある。 耳が両耳とも聞こえなくなって、絶望感が強まったのではないか。 大阪教育大付属池田小学校事件と同じように、弱い人に襲いかかるのもこうした犯人の特徴です」。 日本人の間ではなぜ、こういう通り魔事件がひんぱんに起きるのでしょうか。 理由と原因は、日本語を使う脳の働き方(言葉の生成のメカニズム)から考えるとよく分かります。 日本語の特徴の分かりやすい例は「敬語体系」です。
《例》 A・貴様(きさま)……殿様など尊い方。 御前(おんまえ)……神様の前。 B・「キサマ」……ののしり語。 バカヤロウなど、相手を罵倒するときの言い方。 「オマエ」……オメエ、テメエなど、相手を支配したり、従属させるための言い方。 |