谷川うさ子の「今日の一言」掲示板
この「谷川うさ子の今日の一言」と「掲示板」は、「ポルソナーレのカウンセリング・ゼミ」と、
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谷川うさ子
2016/07/28(木)13:57
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日本人の「学習障害」とは、広くいうと、「自分にとって日本の社会の中の問題は何も存在しない」ととらえることをいいます。
「自殺者が年間2万3千人も発生している」と報道されても、自分の身近な誰かが自殺したというのでなければすぐに記憶から消えてなくなります。
「要介護状態になると、今の日本の社会保障制度では、家族の誰かがつきっきりで世話をしなければならなくなる」という報道を目にしても、さしあたり自分の家族の問題でなければ、要介護問題はすぐに消えてなくなります。
大きく、広くいうとこれが日本人の「学習障害」です。
「見えない」「忘れる」「自分にとっては存在しない」、「遠い先のことは分からない」というのが、日本人に共通する「学習障害」です。
「年間自殺率」が「3万人」から「2万3千人」の高率でつづいている、ということは、ここに日本人の誰にも共通する「ものの考え方」(性格の傾向)があることを意味しています。
600万人から800万人の人が「要介護状態」に陥るということは、日本人の誰にも当てはまる思考の仕方とか行動の仕方があるはずです。このように考えると「要介護状態」は「明日は我が身」の問題になります。
「要介護状態」は「認知症」(痴呆症)が原因だということは誰でもよく知っています。「ものを忘れる」とか「自分が今どこにいるのかが分からなくなる」とか「朝、起きようとしても、無気力になって身体が動かなくなる」「まわりの人の目から見ても、明らかにおかしいことを話したり、おかしなことを行なう」というのが「認知症」(痴呆症)です。
日本にも、こういう認知症(痴呆症)について研究している機関はいくつもあります。しかし、これまでのところ、「これが原因です」「認知症(痴呆症)にならないための対策とは、こういうものです」という見解は発表されていません。
言われているのは、「認知症(痴呆症)になると、脳の中になんらかの物質が増える」ということです。そこで「こういう食べ物を食べるといい」といった対策が語られます。
これで、まちがいなく認知症(痴呆症)が防げるというのではなく、「いいと言われることが手軽なものならやってみよう」というものです。
この曖昧さ、適当に解釈するというのが、日本人に特有の「学習障害」です。
「学習障害」とは、「自分を変えられない」「自分の状況の環境を変えられない」(変わらない)ことをいいます。
「学ぼうとはしないこと」「学んでいるのに学べないこと」「学んでいることを否定したり、拒否すること」、それが「学習障害」です。
なぜ、日本人にはこういう「学習障害」が起こるのか?というと、日本語のしくみに理由があります。
日本語は、二つのカテゴリーで成り立っています。
「動詞」と「名詞」(抽象名詞)の二つのカテゴリーです。
「動詞」は、和語(ヤマトコトバ)がつくります。
「名詞」(抽象名詞)は「漢字・漢語」がつくります。
和語(ヤマトコトバ)は、日本の縄文時代につくられた言葉です。
ア、イ、ウ、エ、オの発声(発音)を文字(書字・ひらがな)にしています。
「漢字・漢語」は、外来語です。弥生時代に、大陸の渡来人が持ち込みました。
日本の国家(共同幻想)は、「漢字・漢語」の「名詞」(抽象名詞)でつくられています。
このことは、吉本隆明の『共同幻想論』(角川ソフィア文庫)にくわしく説明されています。
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日本人の「学習障害」とは、広くいうと、「自分にとって日本の社会の中の問題は何も存在しない」ととらえることをいいます。 「自殺者が年間2万3千人も発生している」と報道されても、自分の身近な誰かが自殺したというのでなければすぐに記憶から消えてなくなります。 「要介護状態になると、今の日本の社会保障制度では、家族の誰かがつきっきりで世話をしなければならなくなる」という報道を目にしても、さしあたり自分の家族の問題でなければ、要介護問題はすぐに消えてなくなります。 大きく、広くいうとこれが日本人の「学習障害」です。 「見えない」「忘れる」「自分にとっては存在しない」、「遠い先のことは分からない」というのが、日本人に共通する「学習障害」です。 「年間自殺率」が「3万人」から「2万3千人」の高率でつづいている、ということは、ここに日本人の誰にも共通する「ものの考え方」(性格の傾向)があることを意味しています。 600万人から800万人の人が「要介護状態」に陥るということは、日本人の誰にも当てはまる思考の仕方とか行動の仕方があるはずです。このように考えると「要介護状態」は「明日は我が身」の問題になります。 「要介護状態」は「認知症」(痴呆症)が原因だということは誰でもよく知っています。「ものを忘れる」とか「自分が今どこにいるのかが分からなくなる」とか「朝、起きようとしても、無気力になって身体が動かなくなる」「まわりの人の目から見ても、明らかにおかしいことを話したり、おかしなことを行なう」というのが「認知症」(痴呆症)です。 日本にも、こういう認知症(痴呆症)について研究している機関はいくつもあります。しかし、これまでのところ、「これが原因です」「認知症(痴呆症)にならないための対策とは、こういうものです」という見解は発表されていません。 言われているのは、「認知症(痴呆症)になると、脳の中になんらかの物質が増える」ということです。そこで「こういう食べ物を食べるといい」といった対策が語られます。 これで、まちがいなく認知症(痴呆症)が防げるというのではなく、「いいと言われることが手軽なものならやってみよう」というものです。 この曖昧さ、適当に解釈するというのが、日本人に特有の「学習障害」です。 「学習障害」とは、「自分を変えられない」「自分の状況の環境を変えられない」(変わらない)ことをいいます。 「学ぼうとはしないこと」「学んでいるのに学べないこと」「学んでいることを否定したり、拒否すること」、それが「学習障害」です。 なぜ、日本人にはこういう「学習障害」が起こるのか?というと、日本語のしくみに理由があります。 日本語は、二つのカテゴリーで成り立っています。 「動詞」と「名詞」(抽象名詞)の二つのカテゴリーです。 「動詞」は、和語(ヤマトコトバ)がつくります。 「名詞」(抽象名詞)は「漢字・漢語」がつくります。 和語(ヤマトコトバ)は、日本の縄文時代につくられた言葉です。 ア、イ、ウ、エ、オの発声(発音)を文字(書字・ひらがな)にしています。 「漢字・漢語」は、外来語です。弥生時代に、大陸の渡来人が持ち込みました。 日本の国家(共同幻想)は、「漢字・漢語」の「名詞」(抽象名詞)でつくられています。 このことは、吉本隆明の『共同幻想論』(角川ソフィア文庫)にくわしく説明されています。
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