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人気の「ポケモンGO」(スマホ 向けゲーム)は「おもしろい」 「ハマる」と喜ばれています。 室内でゲームをしていた 子どもが外に出て 歩き回っているから 健康にもいいといわれて います。 「動けなかったうつ病 患者が歩き回っている」 から「うつ病の 改善効果がある」 ともいわれています。 なぜ人気なのか? なぜ喜ぶ人が たくさんいるのか? ここをご一緒に考えます。
「ポケモンGO」はスマホを使ったゲームです。 だから、「ポケモン」というゲームが人気があると思われています。 「ポケモンGO」は「GPS位置情報」と「AR」(拡張現実)を利用した画面(ディスプレー)表示のゲームです。 ふつう、「ポケモンGO」の「ゲーム」だけが注目されているので、「ポケモン」に人気があつまり、多くの人が愛好しているように見えます。 なぜ、こういう見方になるのか?というと「スマホ」「パソコン」「デバイス」の通信技術と画面に表示される「画像」「文字」「文」の本質は不問にされているからです。 世界中の誰もが、「ディスプレー(画面)に見える画像、文、文字は、何を見ていることになるの?」「現実の事物を見る、聞くことと、本や新聞の文、文字を見ることと、どう違うの?全く同じなの?」ということについては、考えられていません。 理由は、「目、耳」という五感覚の「知覚」と「人間の意識が見る、聞く」という二つの働きが脳の中でつくられているということを説明する必要があるからです。「人間の意識」(言葉、言語)は脳の中で、「見る」「聞く」という「知覚」からどのようにつくられていくのか?ということを理論的に、実証的に説明すると、ディスプレー(画面)に「見えるもの」は、「人間の意識」(言葉や言語)によって「見るもの」「聞くもの」とは全く別のものであることが分かります。
ポルソナーレのカウンセリング・ゼミは、ほとんど20年近くの歳月をかけて、日本人の「対人恐怖症」とか「強迫神経症」とか「妄想症」(人の悪口が聞こえるといった思い込みと、このことを人にしゃべる症状)のつくられ方を、脳の働き方のしくみから考察してきました。 なぜ、こういうことをおこなってきたのか?というと、「それは妄想です。5W1Hにもとづいて置き換えてみても、何らの事実にももとづかないことを、あなたは話しています。これが妄想ということの証明です」と話しても、この話を何も聞いていないことがよく分かるからです。
社会的にみても正しいこと、万人にとって正しいという理解の仕方を説明しても、この説明を聞いているのに聞いていない、拒否している、理解されていない、ということが明らかになります。これは、脳の中で病理と深く関わりのある「働き方」がおこなわれていることの観察と判断になります。 |