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「聞く」「聴く」 「訊く」は、「キク」 と読む。 多くの日本人は 「読めればいい」と 考えている。 「意味は分から なくてもいい」と 考えている。 するとどういう 「学習障害」が 起こるのか?
●日本人は「聞く」「聴く」の意味が分からない
「聞く」「聴く」「訊く」は、どれも「キク」と読みます。どれも耳に音や物音が入ってくる聴覚の刺激の音を神経の働きが脳に受け入れることです。 「聞く」「聴く」「訊く」の漢字は、それぞれ意味が違います。 「聞く」の「キク」は、ひとりでに音、声、物音が耳に入ってくる、という意味です。 「聴く」の「キク」は、自分から積極的に音や音声や言葉の意味を認める、内容が分かるように耳に入れる、という意味です。 「訊く」は、相手に問いかける、そして、尋ねたことを分かるということ、です。
●「聴く」の意味が分からない人は、「右脳の視覚野、聴覚野」が働いて、人間の言葉が分からなくなる
ポルソナーレは、脳の働き方としての視覚、聴覚の働き方を明らかにしました。視覚と聴覚が「言葉の生成」にどうかかわっているのか?というしくみの解明です。視覚と聴覚は、『視床』(ししょう)でセットになって共時的に働いています(外側膝状体は視覚、内側膝状体は聴覚です。互いに隣接していて、共時して働いています)。 さらに重要なことは、会話のときに「相手の顔、目を見ない」ということをおこなうと、視覚と聴覚は、「脳の交叉支配の法則」によって、「右脳の視覚野、聴覚野」が働くのです。 ここで、目(視覚)は、色、形しか見ない(ものの動きやパターンは認知しない)、耳(聴覚)は、自然音しか知覚しないということが起こります。 ものごとのしくみを見るのは「左脳・視覚野」です。 人間の話す言葉を聞くのは「左脳・聴覚野」です。 |