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自分はこう思うとぺらぺらしゃべってはいけません。そのぺらぺらが病気の言葉だからです。 代わりに、5W1Hの言葉をしゃべりましょう。そうすれば、本当のことを話せる脳の働き方に変わります。
国語学者・大野晋によれば、 日本語の動詞文の動詞は 「ル・ラル」と「ス・サス」の 使い分けを本質にしています。 この「二分法」が日本人の思考の仕方の 基本型です。 ひとりの人間の話すことは この「二分法」で形づくられています。 この「二分法」だけのしゃべり方を 変えないかぎり、 うつ病、分裂病、そして 認知症は当り前です。
●知らなきゃ損!日本人の病気は「ル・ラル」「ス・サス」の二分法がつくり出すと分かれば病気は一気に解消!
国語学者・大野晋の『日本語の文法を考える』(岩波新書)を読んだ人は多いでしょう。 誰にも分かっていることは次のことです。
◎日本語は動詞文である。 (日本語には、概念としての名詞、抽象名詞は存在しない。動詞の言葉をアメ細工のように加工して名詞などの品詞を作為的に作っている。)
◎日本語の動詞は、「ル・ラル」と「ス・サス」の二通りの使い方をして言いあらわしている。 (「ル・ラル」とは「隠る」、「流る」のように「ル・ラル」のつく言葉のことだ。自然成立といい、価値が高く、尊敬を言い表す。敬意を現す。 「ス・サス」とは、「隠す」「流す」のように「ス・サス」のつく言葉のことだ。作為性といい、否定の価値をあらわす。貴様、お前(テメエ)のように、否定して壊す作り方を現す。)
ちょっと読んだだけではピンとこない人も多いでしょう。 例をあげて解説します。
《例》 「わたしは人が恐い」
この言葉は二分法でつくられています。 言うのは発音、発声であらわされます。この発声・発音は「自然成立」だから「ル・ラル」による表現です。「ル・ラル」は価値有りの判断でおこなわれます。すると、「わたしは人が恐い」という発音・発声は非常に価値が高い、しかも尊敬されるべきことだと、自分で、高く評価します。 |