谷川うさ子の「今日の一言」掲示板
この「谷川うさ子の今日の一言」と「掲示板」は、「ポルソナーレのカウンセリング・ゼミ」と、
そして、「現在の日本の社会情勢」についてインフォメーションするコーナーです。
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「あやさん」と「るるるさん」の「子どもの虐待」の問題にお答えします(全日本カウンセラー協会・ポルソナーレ本部、田原、6月12日)
谷川うさ子
2018/06/12(火)16:23
修正時間切れ
◎「あやさん」からは、6月10日付けのご投稿をいただきました。どうもありがとうございました。
◎また、「あやさん」のご投稿にたいして「るるるさん」からのご意見のご投稿をいただきました。ご投稿を感謝いたします。
ご両者のご投稿の主旨を整理して、ポルソナーレのカウンセリング・ゼミからの見解を述べます。
■「あやさん」のご質問の主旨
1.最近、子どもの虐待のニュースをよく聞くが、胸が痛む。
2.目黒の子どもの虐待死のニュースがあった。
3.日本には、知らないところで虐待されている子どもが多いと思う。
4.いったい親は、なぜ虐待を止められないのか?
■「るるるさん」のご意見
1.(あやさんに対して)親は虐待する生き物なのである。
2.この虐待についての胸が痛むといった発言は、結婚した女、子どものいる親を、自分の独身である立場からバカにしての発言ではないのか?
3.親がなぜ子どもを虐待するのか?という問いは、じつは自分がよく分かっているのではないのか?その上での発言なのだから、この質問自体、優越感に浸りたいだけの動機からではないのか。
●ポルソナーレ・カウンセリング・ゼミ(田原)からの回答と見解をお伝えします。
1.子どもが虐待されていることについては、「るるるさん」の発言が正しいのです。目黒女児虐待死について、自民党の三原じゅん子参院議員が「母親の母性をきちんと育てなければいけない」と発言しています(夕刊フジ、6月10日)。
「母性」とは一体何か?具体的にどういうことをいうのか?が問題です。三原じゅん子は「妊娠すること、子育てが素晴しく、愛しいものであることを伝える(分かってもらう)」ことが「母性」についての唯一の説明です。
三原じゅん子は、「女性が妊娠したとき、自身の母親、学校の友人など相談相手がいない、そしていないまま出産すると生まれた子どもが自分の子どもだとは認められなくなる」と言っています。
では、誰から、何を言ってもらうと、そこで何が「母性」か?が問題になります。
2.この三原じゅん子の発言の不可解さは、「るるるさん」の意見の対象にもなりうるものです。「不可解さ」イコール「母性がよく分かっていないから、情緒的に虐待死に同情することはあっても、分かっていない分だけ、あなたも虐待する女性なのである」ということになります。
3.「母性」というものが分かっていない、あるいは「女」ということが分かっていない、もしくは、「親」というものが分かっていないのに、同情だけする人は、「記号としての母親ないし親」の「記号」だけをしゃべっているにしかすぎないので、「かわいそう」「ひどい」「やめろ」という発言は「内容」が無いという偽(ぎ)なので「欺瞞(ぎまん)だ」となります。
4.だからといって、「子どもを虐待した、あるいは虐待している親」ばかりを一方的に責められるものでもありません。
もともと、日本人の民法の子どもの育て方にかかわる法律は、「しつけならば何をしてもいい」という主旨でつくられています。だから、児童相談所は家の中に入れないし、虐待かしつけかの区別もつけられないことに、本質があるからです。
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◎「あやさん」からは、6月10日付けのご投稿をいただきました。どうもありがとうございました。 ◎また、「あやさん」のご投稿にたいして「るるるさん」からのご意見のご投稿をいただきました。ご投稿を感謝いたします。 ご両者のご投稿の主旨を整理して、ポルソナーレのカウンセリング・ゼミからの見解を述べます。 ■「あやさん」のご質問の主旨 1.最近、子どもの虐待のニュースをよく聞くが、胸が痛む。 2.目黒の子どもの虐待死のニュースがあった。 3.日本には、知らないところで虐待されている子どもが多いと思う。 4.いったい親は、なぜ虐待を止められないのか? ■「るるるさん」のご意見 1.(あやさんに対して)親は虐待する生き物なのである。 2.この虐待についての胸が痛むといった発言は、結婚した女、子どものいる親を、自分の独身である立場からバカにしての発言ではないのか? 3.親がなぜ子どもを虐待するのか?という問いは、じつは自分がよく分かっているのではないのか?その上での発言なのだから、この質問自体、優越感に浸りたいだけの動機からではないのか。 ●ポルソナーレ・カウンセリング・ゼミ(田原)からの回答と見解をお伝えします。 1.子どもが虐待されていることについては、「るるるさん」の発言が正しいのです。目黒女児虐待死について、自民党の三原じゅん子参院議員が「母親の母性をきちんと育てなければいけない」と発言しています(夕刊フジ、6月10日)。 「母性」とは一体何か?具体的にどういうことをいうのか?が問題です。三原じゅん子は「妊娠すること、子育てが素晴しく、愛しいものであることを伝える(分かってもらう)」ことが「母性」についての唯一の説明です。 三原じゅん子は、「女性が妊娠したとき、自身の母親、学校の友人など相談相手がいない、そしていないまま出産すると生まれた子どもが自分の子どもだとは認められなくなる」と言っています。 では、誰から、何を言ってもらうと、そこで何が「母性」か?が問題になります。 2.この三原じゅん子の発言の不可解さは、「るるるさん」の意見の対象にもなりうるものです。「不可解さ」イコール「母性がよく分かっていないから、情緒的に虐待死に同情することはあっても、分かっていない分だけ、あなたも虐待する女性なのである」ということになります。 3.「母性」というものが分かっていない、あるいは「女」ということが分かっていない、もしくは、「親」というものが分かっていないのに、同情だけする人は、「記号としての母親ないし親」の「記号」だけをしゃべっているにしかすぎないので、「かわいそう」「ひどい」「やめろ」という発言は「内容」が無いという偽(ぎ)なので「欺瞞(ぎまん)だ」となります。 4.だからといって、「子どもを虐待した、あるいは虐待している親」ばかりを一方的に責められるものでもありません。 もともと、日本人の民法の子どもの育て方にかかわる法律は、「しつけならば何をしてもいい」という主旨でつくられています。だから、児童相談所は家の中に入れないし、虐待かしつけかの区別もつけられないことに、本質があるからです。
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