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ポルソナーレのカウンセリング・ゼミが明らかにした「母系制」の病理の実体。ワープロソフトが「母系制の病気」を完成して、言葉の能力を消滅させる!
今回(第5ヵ月めの通信 講座のカリキュラム)の 「谷川うさ子王国物語」パート・ Ⅶは、テクノロジー 状況の中の日本人の 心身の病気の実体と つくられ方が学習の テーマだ。 ワープロソフトが増幅させる 病気の典型は、一回も 手でノートに文を書いた ことのない人間が、なぜか、 どんどん文字入力して 画面表示させると いう異常だ。 もう一つは、本など 読んだことのない人間が、 ネット上の「情報」なら 喜んで「読む」 (見る)、そして ネット上で得た 「知識」を本当らしく 人にしゃべるということだ。 これらのことを 異常だとも病気だとも 思わない日本人の 脳の働き方の つくる異常が 「母系制」だ。
●日本人の病気の実体は「母系制」
「母系制」については吉本隆明が『母型論』(贈与論)(思潮社)で説明しています。 人類の始祖は「兄と妹だ」(子どもの出生には、父と母は全く関与していない)とする神話(説話)のことです。 誰が見てもおかしいと分かるこのような奇怪な神話は、日本の全域をはじめ、ミクロネシア、ポリネシア、中国やインドの一部に今もなお伝わっていると紹介されています。 この神話の本質は、「日本語(和語)イコール動詞文」の生成という脳の働き方を理解しなければ、ただのファンタジーかメルヘンにしか見えないものです。
人類の始祖は「兄と妹である」とする神話の実体は、動詞文をつくるときの言葉の生成は「性の欲」(視床下部)は関与しないというしくみにあります。 視床下部(欲の脳)の「食欲」(外側核)だけで社会参加し、勉強をして、恋愛とか結婚とか、子育てをするという「女性」の脳の働き方の病的異常をよく説明しています。
●日本語(和語)は「記号性のみの言葉」である
もともと日本語(和語)とは発声・発音の「音」(動詞)が言葉になっています。 日本語(和語)は概念ではなく、「記号性の言葉」です。 母系制とは、この「記号としての言葉をしゃべる」(記号としての言葉を経験化する)(身体の動きも記号化する)というものです。 大脳辺縁系の海馬で「母親のしゃべり」を「エピソード記憶」として想起させるというのが「母系制」です。 |