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「自己カウンセリング」の 実行とは、フォーム (form)の形式に のっとって、「自分の経験」を 書くことだ。 これが、日本人の認知症 (痴呆症)を治す。 では、どう 書けばいいのか? その書き方を 説明する。
●自己カウンセリングの実践とは、フォーム(form)にのっとって文を書くこと、です
ポルソナーレの自己カウンセリングは、フォーム(form)の形式にのっとって、自分の経験の文を書く、というのが実行の仕方です。 フォーム(form)の形式は、いくつかの構成テーマで「構成」されています。 「主題」「経験」、「帰納」「演繹」などです。 「5W1H」「レポート」「論文」という書き方の条件も設定されています。 これらのフォーム(form)の構成は、ギリシャ哲学の定義にもとづいて、「ものごと」すなわち「人間の脳の働き方」のしくみという実体をとらえる形式を形づくっています。 このことは、ポルソナーレのカウンセリング・ゼミのガイダンス(学習の説明)でくりかえし、お伝えしているとおりです。 このフォーム(form)にもとづいて書くべきことは、何か?というと、それは「名詞文」(抽象名詞文も。形容詞文といっても同じです)を書くことです。 このことがいちばん重要なことです。
●日本語は動詞文です。名詞文、動詞文の違いを説明します
日本語(ヤマトコトバ)は「動詞文」です。 「名詞文」ではありません。 名詞文とは何? 名詞文って、どう書くの?……このことが分からないのが認知症(痴呆症)を不可避とする多くの日本人です。 「名詞文」のモデルを簡単に説明します。 国語学者・大野晋は『日本語の文法を考える』(岩波新書)で「名詞文」の文例を次のように紹介しています。
◎名詞文のモデル ・「一切は無常なり」 ・「AはBである」(題目Aとその判断がBという形が名詞文)
《注》 ◎動詞文の例 「鳥が飛ぶ」(飛ぶという動作を表現している) 「星がピカリと光る」(光るという動きの様子を表現している)
「名詞文」とは、「AはBである」式の、Aという題目をBの判断で現わす文であることが分かります。 この「AはBである」の文の形式の「A」に「花」や「リンゴ」を置いてみます。
ア、「花は植物である」 イ、「リンゴは果実である」 |