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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ポルソナーレ自己カウンセリング研究会・ニューズレター
ポルソナーレ・カウンセリング・ゼミ会員に特化した特別の個人指導通信 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
日本人の脳の働き方がつくる認知症の予防・改善のための実践実技をレクチュアします!
───────────────────────────────── 谷川うさ子からあなたへの真実の愛のメッセージ!! 発行責任・全日本カウンセラー協会・ポルソナーレ指導本部=谷川うさ子 (第1期・219号) (令和元年9月7日) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ こんにちは。全日本カウンセラー協会・ポルソナーレの谷川うさ子です。
◎きょうは、ポルソナーレの「自己カウンセリング研究会」の「自己カウンセリング」の、フォーム(Form)のとおりに名詞文を手で書く、ということがなかなかできなぃ、という人への「カウンセリング」のお話です。
簡単にいうと、名詞文を書けない、という人は、「脳の働き方」にもとづけば、脳の言語野は「動詞文の言語領域」で言葉をしゃべり、このしゃべるコトバだけで考えることも、仕事とか人間関係に関わる行動のすべてを、間に合わせているひとです。
いっぽう、社会がどんなに不況になり、自殺者がつづいていても、自分は、かくべつの貧困になることもなく、癌だとか、精神障害になることもなく、周りの人を不幸に陥れることもない、という、おおむね安定した生活を送れる人は、「脳の言語野」は、ブローカー言語野の「空間性の言語領域」を働かせて、いちおう、名詞文を理解できる人です。
いちおう、というのは、名詞文の言語野で、名詞文を書いたり、読んだりはできても、その「名詞文は、帰納による思考での論理か、あるいは、演繹による思考での論理か」に違いによって、「人間の共同性の意識」を保とうしているのか、あるいは、「人間の共同体」を破綻させようとしているのか、の違いがあるからでです。
これは、ハンナ・アーレントが「全体主義の起原」(ちくま学芸文庫)で指摘しているように、18世紀からはじまった「大衆社会」を問題にして、かぎりなく「人間の共同性・共同意識」を壊す言語活動が、今もなお、続いていることを問題にできる知的な能力が必要になります。
今の時代は、「オレオレ詐欺」と「ネットで見知らぬ人を攻撃すること」とが共時、同調している時代であるというところに特徴があります。
相手の人を思いやるとか、相手の立場に立って想像してみる、という行動のつくる共同性の意識(倫理・モラル、および、性意識=共同性の意識)が雪崩落ちるように、消滅しつづけている時代であるということです。
国語学者・大野晋の「日本語の文法を考える」(岩波新書)によれば、日本人の行動の考え方は、「ウチ」「ソト」に2分されていて、これが「敬語体系」になっている、といいます。
●「ソト扱い」・・・「恐怖」(近づかない)・「畏怖」(離れた位置からこっそり見る)・「敬愛」(近づかないが、親しみの感情をもつ)・「尊敬」(価値あるものと見なす)
●「ウチ扱い」・・・「親愛」(性意識を媒介にして関わりを成り立たせる)・「愛狎」(性意識が消えて、相手をイジメる。バッド・イメージの快感の対象にする)・「軽蔑」(性意識がなくなり、関係意識もなくなる。相手はいない、という突き放しをおこなう)・「侮蔑」(相手という人物、勉強、社会の規則、学的知性などを、脳の中のトカゲの脳のバッド・イメージによる快感ホルモンの分泌の対象にする)
これらは、すべて、日本語(ヤマトコトバ)の「動詞文」が作り出しています。
ちなみに、日本の社会の中の「敬語体系」は、漢字・漢語の「音読み」から来た、「上下関係」(マナー、礼儀作法。手紙の書き方、言葉遣い、など)で成り立っています。 |