谷川うさ子の「今日の一言」掲示板


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[5759] こんにちは。ポルソナーレの田原です。 ◎11月14日の「自己カウンセリング研究会」の「研究会」の総括の続き、2回目をお話します。 谷川うさ子 - 最新投稿 谷川うさ子 2020/11/20(金)21:00
[5759-1] こんにちは。ポルソナーレの田原です。 ◎11月14日の「自己カウンセリング研究会」の「研究会」の総括の続き、2回目をお話します。 谷川うさ子 2020/11/20(金)21:00
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ポルソナーレ自己カウンセリング研究会・ニューズレター

ポルソナーレ・カウンセリング・ゼミ会員に特化した特別の個人指導通信
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日本人の脳の働き方がつくる認知症の予防・改善のための実践実技をレクチュアします!

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谷川うさ子からあなたへの真実の愛のメッセージ!!
発行責任・全日本カウンセラー協会・ポルソナーレ指導本部=谷川うさ子
(第1期・640号)
(令和2年11月20日)
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こんにちは。ポルソナーレの田原です。

◎11月14日の「自己カウンセリング研究会」の「研究会」の総括の続き、2回目をお話します。

●「自己カウンセリング研究会」は第10ヵ月め。Formも「第10ヵ月目」。

◎総括の事例・・・「主題」は「私の幻聴」。

この「私の幻聴」の主題でのフォーム(Form)に即した名詞文の展開は、フォームの構成に従って書かれていて合格ラインに到達している「名詞文」です。

「80点」の評価です。

幻聴は、脳の中での聴覚の異常な言葉の発生のことです。

名詞文を書く目的は「異常性」を解消できる「カウンセリング」が成り立たなければなりません。

この問題を解決するのは「フォーム」の構成の「演繹」です。

そこで、この名詞文を書いた方の「演繹」の説明はどうであるのか?の内容の理解を総括してみます。

●「私の幻聴とは、自からの快感のために固定化している。自分の主観(好き嫌い)や、恐怖しか見ないで考えた(ことが)気になっているからである。

私自身の責任もあるが、母親からの壊し方の丸暗記の影響は一生、続くと思われる。

そこの強い自覚と自制で対策を考えなくてはならない」。
(注・原文のまま)。

●「演繹」(えんえき)とは、人間が最終的に自分で物事の「真偽」を判断できる「思考の方法、及び、能力」のことです。

権力支配に従属も依存もしない、権威によるモラル依存に呑み込まれないで、「人間として自分と他者の尊厳を失わない、自立心を持ち続けるためのものの考え方」が「演繹法」です。

物事には「哲学が規定した法則」というものがあります。

これはこうに決まっているのだ、という法則です。

「帰納法」の「法則」とどこがどう違うのか?ということを区別してよくわかっておく必要があります。

「帰納」(きのう)とは「確率」のことです。「だいたいこうに決まっている」と思考されて流通している法則のことです。

だから、いろんな人が「こうに決まっている」という決まり事を基準にして話したり、行動したりしています。

だいたい権力者や、権威者が「自分の利益」の確保のために恣意的に決めた「利害の基準のルール」というのが「帰納」による法則のことが多いのです。

こういう法則を、欧米人は「プリンシプル」(公的な行動基準)と言っています。

「帰納」の典型は「テクノロジー」の通信システムです。AI(人工知能)の「アルゴリズム」は帰納法で動いています。

帰納も演繹も、中学の国語の教科書に記載されているので、「思考の仕方」そのものは誰にとっても難しいのもであるとは、ポルソナーレは考えてはいませんでした。

演繹は「遠山啓」の「幼児の算数」で説明されている「推移律」(一対一対応で「同じ」を立証する)ことでもあるので、ポルソナーレは「幼児教育」の現場で約20年間、実践してきている経験をとおして、誰にとっても難しいものであるとも考えてはいません。

[5759-2] 谷川うさ子 2020/11/20(金)21:00
   ●ところが、動詞文で思考する日本人の脳の働き方には、帰納までは模倣でなんとかなっても、「演繹法の思考」は非常に厳しいものであるようです。

「私の幻聴」を主題にした「名詞文」では、「幻聴」を生じさせる幻聴の構造は「好き嫌いの主観」「恐怖」がつくる、と定義しています。

「好き嫌い」の脳の働きとは、「右脳系・大脳辺縁系にある扁桃核」と「海馬」の記憶の「エピソード記憶の想起」のことなので、一応、正しい認識であるといえましょう。

では「恐怖」は幻聴の法則になるのか?と考えると、この「恐怖」とは、動詞の言葉の「メトにミー」(metoniymiy)(換喩)である、とポルソナーレは指摘しています。

日本人のカウンセリングを40年ほど現場で行ってきて、この「恐怖」という言葉に騙されてきた言葉はありません。約30年くらい騙されてきました。

ゼミを終了するまでの10年で、脳の働き方を見て、「恐怖とはイバリのことだ」「自分で、自分を尊敬する言い回しが恐怖というコトバだ」と気が付き、これをゼミでレクチュアーしました。

ヒントになったのは、ドストエフスキーの自伝ふうの小説「賭博者」です。

ドストエフスキーは「賭博者の心理」を「負けているときは自分が勝っているイメージを表象する。勝っているときには負けている自分をイメージする」と書いています。

これは、日本人のすべての「対人恐怖症」をはじめ「〇〇恐怖症」に当てはまる脳の働き方です。

サルトルは「人間にとっては、人間が怖い」と言っています。

これは「共産主義」「全体主義」などの教条主義などの記号的なコトバの丸暗記がつくる「黙契」(もっけい。理由の説明がないのに意思を一致させること)や「禁制」(きんせい。倒錯した行動のシバリ。正当な共同の規範に対して、現実の貧困から生まれる行動のルール。極端な制約)がつくる人間の破滅的な怖さのことです。

日本人のいう「対人に向けた人間関係の恐怖」とは意味が違います。

日本人の誰も彼も、何かといえば「恐怖」「こわい」と言い、そして自分の行動を「止める」ための「恐怖」とはなにか?

脳のなかの「聴覚」の「記号性」が、脳の中の「視覚の認知」の「第一の性質」は動詞のコトバでは見えないので、視覚の「第二の性質」の「音」「味」「触知」のうちの「音」(発声・発音)と結び付いた「音・・・コトバを時間性の言語領域に表象する」という相互関係がつくりだす心的現象です。

「第一の性質」も「第二の性質」も空間性の意識です。自律神経の「交感神経」がつくります。

「聴覚」は時間性の意識です。副交感神経がつくります。

交感神経と副交感神経とは、「相互性をもって働く」のは法則です。

日本人は動詞文=副交感神経支配優位のコトバ・・・動詞文のコトバで脳を働かせていますが、この場合も、交感神経の空間意識とのつながり意識は働いています。

これが「第二の性質」の「音」(発声・発音)です。

ドストエフスキーの「賭博者の心理」を参考にすると、こういう原則が成り立っています。

●幻聴の1
「人が自分に向けてなにごとかを言った場合・・・この時の人のコトバは、自分の聴覚の記号性が記憶するので、自分が自分に向けてのコトバであるとして、自分の心身から出ているコトバである、と認知する」。

●幻聴の2
「誰も自分に向けてなにも言ってはいないという場合・・・自分の聴覚の記号性は、他者=第二の性質の音(人のコトバ)を空想して、この第二の性質の音(空想の他者のコトバ)を他者が言ったかのようにイメージする」。

●幻聴の1の場合は、共依存症、依存症がつくりだします。恋愛依存症、ゲーム依存症、ネット依存症、買い物依存症、などです。

依存とは、相互に、互いに支配する関係で生きている、という意味です。

●幻聴の2の場合は、「敵意」「妬み」「経済的貧困」「学的な貧困」(学歴、職歴、家庭環境などの貧困、親の虐待の経験、身体の能力と病気、差別意識、所得格差)・・・などの圧倒的な貧困が原因になります。

◎こういう幻聴はどこから生まれ出てくるのか?

[5759-3] 谷川うさ子 2020/11/20(金)21:00
   ●吉本隆明は「共同幻想論」(角川ソフィア文庫)で「正規の規範の共同幻想からの逆立ち意識が作り出す」・・・「黙契」が作り、「禁制」に縛られる、といっています。

自分の社会意識と経験の無さ、

コトバを人から聞くだけの丸暗記で憶えて自分の目や手では学習しない、

文章など書いたこともない、

理論的な訓練ではなく芸能とか娯楽に入り浸る、

・・・などが「共同幻想からの逆立ち」です。

●現実との葛藤意識が不足していれば、誰だって自分の脳も身体も「廃用萎縮」で、破綻していくに決まっているのです。

「幻覚」とは、「第二の性質」の「音」の幻聴が、現実の対象(空間性)に拡大した場合の「聴覚の記号性」の表象です。

わかりやすいのは「性的な対象の意識」」です。具体的な人物とむすびつく時が「幻覚」です。

過去のイジメのこだわり、

トラウマ、

恨み、

被害意識・

・・などが「幻覚」を作り出します。

「幻聴」と「幻覚」との違いはなんでしょうか?

「第二の性質」にとどまる場合は「幻聴」です。

「第一の性質」の「形状」「場面」「立体の姿」のどれかに、「聴覚の説明性」を、丸暗記で拡大させた場合が「幻覚」という精神疾患に進行するのです。

これは、「副交感神経優位」は必ず、血流障害を引き起こすので、身体のどこかに神経症を発声させます。

「血流の不足が」初めきっかけになっていると診断してください。


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