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4月9日の第4期、第2回目の自己カウンセリング研究会のこと。
名詞文を書くための基礎訓練 ◎概念思考とその仕方の解説と説明(事例の主題「大根」)
「もの」の概念とは、目で見たものの「形」「型」「場面」。 「こと」の概念とは、目に見える対象の動きの現す作用、働きかけ、関係づけの中の価値、有用性。
主題「大根」の概念 アブラナ科の根菜。地中海発祥で、世界中に広く分布している。形、型は、長さも太さも様々な円筒形や円柱形。色は白。単色。肥大化した根を主に食用とし、葉は緑黄色野菜。根に薬理効果があるので、薬用としても食べる。
●大根の「もの」の概念 形、型は、長さも太さも様々な円筒形や円柱形。場面は、畑、スーパー、家の台所。 ●大根の「こと」の概念 アブラナ科の根菜。肥大化した根を主に食用とし、葉は緑黄色野菜。根にジアスターゼ、ビタミンCの薬理効果があるので、薬用としても食べる。
右脳の視覚野(ブローカー言語野・空間性の言語領域)を働かせることが目的です。 ●ゲシュタルト形態原理 「視覚」の「第一の性質」を認知する働きを行うことが目的です。
①同一性…視覚の「第一の性質」の認知の内容。対象の本質を表す「形」「型」「存在の場面」。 大根の同一性は、形は品種によって様々。型は、アブラナ科の根菜。肥大化した根を主に食用とし、葉は緑黄色野菜。根にジアスターゼ、ビタミンCの薬理効果があるので、薬用としても食べる。色は単色で白色。存在の場面は、畑、スーパー、家の台所。
②共通性…視覚の「第一の性質」の認知の内容のうち、「形」「型」が同一で、共通していること。 大根の共通性は、干し大根。たくあん。
③類似性…視覚の「第一の性質」の認知の内容のうちで、形、型は異なっていても、「性質」が同一で、共通していること。 大根の類似性は、大根おろし。切り干し大根。
左脳のブローカー言語野「空間性の言語領域」を働かせることが目的です。 ●ジョン・ロックの第一の性質を認識する。概念思考を行うことが目的です。
①形状…目で見た対象の形、型(パターン)についてを説明する。 大根の形状は、長さも太さも様々な円筒形や円柱形。
②延長…「同じ」「地続き」が意味。目で見た対象の「質」「形」「型」が共通していることを説明する。 大根の延長は、大根おろし。切り干し大根。
③運動…「機能」「性質」「価値」を内包する概念です。目で見たものの動き方、働き方が生み出す「作用」、関係づけのつくるルール、約束、決まりといった秩序を説明します。「法則」を説明しましょう。 大根の運動は、「食用」と「薬用」。
④静止…「決定」「変わらない」「固定している」という概念を内包しています。特に、対象が持っている法則だけを説明します。 大根の静止は、「食用」。
⑤凝固…「帰納」でプリンシプル化している法則のこと。あるいは、「演繹」で証明に用いられる普遍的な法則を説明します。 大根の凝固は、アブラナ科の根菜。食用を目的とする。
5W1H 5W1Hの概念 when(時) where(場所、空間) who (関係する当事者、特定の人物、一人称、二人称、三人称) what(もの(物、者) こと(事、言)) why(理由、目的) how(手段)
大根の5W1H その1 食事の時、食卓で、胃腸の弱っている人は、大根に含まれる消化酵素のジアスターゼによって胃腸の食物の消化を助けるため、大根おろしを食べて、大根を薬用にする。
when 「タイミング」 食事の時 where 「場面」 食卓で who 「動機、必要性を有する者」 胃腸の弱っている人は what 「法則」 大根を薬用にする why 「目的」 大根に含まれる消化酵素のジアスターゼによって胃腸の食物の消化を助けるため how 「テクニック」 大根おろしを食べて
その2 名詞文を書くための基礎訓練中、概念思考の仕方の演習で、私と研究会の参加者は、事例の主題「大根」の「もの」「こと」の概念を定義して、概念思考をするため、大根の性質の「アブラナ科の根菜」を認識した。
when 「状況」 名詞文を書くための基礎訓練中 where 「場面」 概念思考の仕方の演習で who 「動機、必要性を有する者」 私と研究会の参加者は what 「基準」 大根の性質の「アブラナ科の根菜」 why 「目的」 概念思考をするため how 「進行の仕方」 事例の主題「大根」の「もの」「こと」の概念を定義して
「概念思考とその仕方の解説と説明」は、続きます。
今回の研究会は、「もの」「こと」の概念の説明が中心でした。 |