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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ポルソナーレ自己カウンセリング研究会・ニューズレター
ポルソナーレ・カウンセリング・ゼミ会員に特化した特別の個人指導通信 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
日本人の脳の働き方がつくる認知症の予防・改善のための実践実技をレクチュアします!
───────────────────────────────── 谷川うさ子からあなたへの真実の愛のメッセージ!! 発行責任・全日本カウンセラー協会・ポルソナーレ指導本部=谷川うさ子 (第1期・第55号) (平成31年3月27日) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ こんにちは。全日本カウンセラー協会・ポルソナーレの谷川うさ子です。
「自己カウンセリング研究会」の自己カウンセリングはフォーム(form)を用いておこないます。
フォーム(form)を用いて、自分の書きたいテーマを「主題」に立てて「名詞文」をつくります。
例えば、任意のテーマを、研究会にご出席いただいた会員の方を匿名にして、コーチングの事例にあげてご紹介します。
仮に「Aさん」としますと、「Aさん」のフォーム(form)のテーマ(主題)は、「失名詞症」です。 身近な方が、病気の後遺症として「失名詞症」の状態にあるので、この病理の実体をとらえたいという課題意識で考察にとりくんでおられます。
一、フォーム(form)の「Ⅰ」の形式に書くべきことは、「もの」と「こと」の二つの文です。
したがって、「主題」が「失名詞症」なので「失名詞症というもの」と、「失名詞症ということ」、の二つの文を書きます。
●コーチング・Ⅰ 何のために、「失名詞症というもの」「失名詞症ということ」というように、二つの「文」を書くのか?その理由は、次のとおりです。
理由の一。名詞は、「もの」「こと」の二つのパターンで現実に実在しています。「ミカン」(もの)「会議」(こと)というパターンです。 「もの」は、「実在して感知できる対象」(名詞)、「こと」は、「経験」「様子」「業務」(名詞)です。
「もの」と「こと」の二つのパターンの「名詞」をとらえることができて、「パソコン」「スマホ」などの画面に表示される「名詞の言葉」を見ても「バーチャルのつくる擬(ぎ)の虚構理念」に取り憑かれずにすみます。
理由の二。「もの」と「こと」の二つの「名詞」のうち「もの」の名詞は、最も名詞の本質をあらわします。名詞の本質とは「実在性」ということです。この「実在性」ということを「気にしない」「どうでもいいこと」「なにソレ?イミ、わかんなーい」としか意識しないことは「現実について盲目である」と診断されます。 この「パソコン、スマホの画面を見て何ごとかを分かった気になる、しかし、現実のものごととは正しく関われない」という異常が一般的になっています。「名詞とは実在性を分かることだ」という理解を得られない人の人生は、毎日、悲惨です。貧困、病気、犯罪、病気での死、孤独死、孤立によるうつ病、などを当り前にしています。こういう人間以下の日々を防ぐために「もの」と「こと」の二つの名詞を分かる、そして「もの」によって「実在性」を脳の中につくる、ということがフォーム(form)で「もの」の名詞文をつくるカウンセリングの意義です。
●コーチング・Ⅱ 「失名詞症というもの」と「失名詞症ということ」と二つの名詞文を書いたら、次に、「失名詞症というもの」を中心に「名詞の実在性」をイメージする学習をおこないます。ここで必ず「失名詞症というもの」の「実在性」の認識にとりくみます。
「もの」の「実在性」とは、脳の働き方からみると「ゲシュタルト形態」の「視覚によって知覚したパターン」のことです。 これも、カウンセリングゼミでくりかえし、レクチュアしてきました。「視覚の感覚の知覚」とは、吉本隆明の「個体・家族・共同性としての人間」(『情況への発言』徳間書店所収)をテクストとしてご紹介しています。 「カウンセリング・ゼミ」を楽しく学習している人は、新鮮な知的感動とともにご記憶のことでしょう。
◎次の『谷川うさ子日本語練習帳』のコーチングでは、「もの」の「実在性」をどのように手に入れるのか?の仕方をコーチングします。 |