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自己カウンセリングの フォーム(form)の形式は 「名詞文」を書く ための形式である。 日本人に、認知症 (痴呆症)を 頂点とする病気の 症状が無くなることが ないのは、日本語 (ヤマトコトバ=動詞文)に 一切の根拠がある。 対象言語でいうところの 「名詞」「抽象 名詞」は、動詞文が 「動詞」に変えて いる。しかも、甘い ハチミツのような 快美感をともなうから なかなか止められないのも ムリはない。
●日本人の認知症の定義
フォーム(form)の形式にのっとって、自己カウンセリングとして「名詞文」を書く、というのが自己カウンセリングの実践の仕方です。 たったこれだけで、本当に認知症(痴呆症)が治るの?と思う人も多いでしょう。 また、自分は高齢でもないので、認知症(痴呆症)を心配するのはまだ早いと思う人もいるでしょう。 あるいは、自分の病理症状は、ゲーム依存とか、幻聴があるだけとか、ただどういうわけかヤル気が出ないだけのことだ、と思っている人もいるでしょう。 ポルソナーレはメタ言語(脳の働き方の言葉の生成のしくみ)を開発したので、幻聴だって、ゲーム依存、ネット依存、ニート状態、引きこもりも「それは認知症=痴呆症である」と定義します。 では、認知症(痴呆症)とは何か?というと、それは、「名詞」「抽象名詞」の言葉を全く憶えないことです。 「名詞」「抽象名詞」の言葉とはどういうものか?というと、たとえば、「学校」「仕事」「家事」「掃除」「洗濯」「リンゴ」「大根」「犬」「猫」などといった言葉のことです。 「名詞を憶えていない、抽象名詞を憶えないとっても、ここにあげている例の名詞、抽象名詞くらいはいつでも言えるし、文くらいなんでもなく書けますよ」と思う人は多いでしょう。 もし、このような主張のとおりだとすると、日本人は、高齢になっても認知症(痴呆症)の病理症状をあらわすことはありません。 たしかに、ここに例にあげている名詞、抽象名詞は、「対象言語」からみると「名詞」「抽象名詞」であるといってもいいのです。
●メタ言語から名詞、抽象名詞の本質を分かる
しかし「メタ言語」としてみると、これらの言葉は「動詞」なのです。 名詞、抽象名詞の定義(本質)は何か?というと、「実在性」「存在性」を言いあらわすことです。 このことを、きっちり説明するのが、ギリシャ哲学のアリストテレスやイギリスの哲学者ジョン・ロックです。 何をもって名詞とするのか?というと、人間にとって、関わりをもつ対象がまさしく存在する、ということを言いあらわすのが「名詞である」「抽象名詞である」と定義しています。 国語学者の大野晋は、「名詞とは名前のことだ」と『日本語の文法を考える』(岩波書店)に書いていますが、これは誤りです。名前とは「記号」と同じものです。 発音の音、発声の音、としてのこれ以上でもこれ以下の意味でもないので、「動詞」です。 |