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●概念思考のその仕方 「もの」の概念とは、目で見たものの「形」「型」「場面」。 「こと」の概念とは、目に見える対象の動きの現す作用、働きかけ、関係づけの中の価値、有用性。
主題「食中毒予防」の概念 食中毒・・有害微生物や有害物質に汚染された飲食物を摂取することにより起きる健康被害のこと。時として生命を失うこともある。 予防・・悪い事態を生じないように気をつけ、前もって防ぐこと。
●食中毒予防の「もの」の概念 形、型・・食中毒予防の3原則、微生物を「つけない」「増やさない」「やっつける」。 場面・・飲食店、家庭、販売店、仕出し屋、給食施設など
●食中毒予防の「こと」の概念 「つけない」・・細菌やウイルスを食品につけない(食品に細菌やウイルスをつけない。原材料からの二次汚染や冷蔵庫内の二次汚染、設備や器具・容器等を介した二次汚染、人の手を介した二次汚染を防ぐ) 「増やさない」・・食品中の細菌を増やさない(10℃以下の冷蔵庫内の温度管理、調理済みの食品であればあるいは60℃以上の温度で管理する) 「やっつける」・・食品中の細菌やウイルスをやっつける(加熱調理食品は75℃で1分間以上加熱。すぐに提供しない場合は10℃以下、または60℃以上で保温する)
●ゲシュタルト形態原理(右脳の視覚野(ブローカー言語野・空間性の言語領域)を働かせる) ①同一性・・視覚の「第一の性質」の認知の内容。対象の本質を表す「形」「型」「存在の場面」。 食中毒予防の同一性は、有害微生物や有害物質に汚染された飲食物を摂取することにより起きる健康被害を生じないように気をつけ、前もって防ぐこと。
②共通性・・視覚の「第一の性質」の認知の内容のうち、「形」「型」が同一で、共通していること。 食中毒予防の共通性は、飲食店、家庭、販売店、その他で汚染された飲食物による健康被害を生じないように気をつけ、前もって防ぐ対策を行ったが、わずかに注意と徹底が足りず健康被害が生じてしまうということ。
③類似性・・視覚の「第一の性質」の認知の内容のうち、形、型は異なっていても、「性質」が同一で、共通していること。 食中毒予防の類似性は、食中毒予防にはかくべつ気をつけたり、防ぐ対策を行っていないが、正しい栄養学に基づく食事を提供し、人の生命を維持し、健康を増進させるということ。 |