|
日本人の認知症 (痴呆症)は、 動詞文(ヤマトコトバ)が つくる脳の働き方の ことだ。 だから、初期、中期、 末期という三つの 段階をたどる。 アルツハイマー病とか、 ボケの徘徊は 「末期」の症状だ。 今、日本人は、 テクノロジーによって誰もが 「中期」か「末期」の 段階に立っている。
●自己カウンセリングの方法
《自己カウンセリングのための日本人の脳の働き方の事例》 (女性、高3女子、匿名、A子さん)
わたしは、高3の女子です。 男女共学の高校に通っています。 わたしの家族は、父親、弟、わたし、義理の母親の4人でした。実の母親は、7年前に乳がんで亡くなりました。 3年間の闘病生活ののちに、肺に転移して亡くなりました。 義理の母は、6年前に、父親の再婚相手として家に来ました。 しつけのきびしい女性で、いつも叱られることが多い日がつづいていました。 食器洗い、後片付け、食事のマナー、言葉づかいなどをきびしく言われました。 わたしはしつけのきびしいのが淋しくて、反抗したり、万引きをしました。ハンカチとかお菓子とか、ボールペンなどです。 わたしへのしつけがきびしいので、父親と義理の母親がうまくいかなくなり、今から2年前に離婚しました。 今は、父親、わたし、弟の3人暮らしです。 家事は、父親がしています。わたしは、淋しさとか心の中の不満があって父親の家事を手伝うことはしません。めんどくさいと思うし、家の中ではゴロゴロぐうたらしています。
学校では、とても口ベタのせいで友人がいません。クラスの女子と話しても、話題性がないので、黙っています。心からうちとけて話せる友人は一人もいません。相手の視線が気になるし、自分の態度や表情が気になります。ムリにしゃべると、相手が女子であっても顔が赤面するのです。
家に帰ってくると、暇です。 何もすることがありません。 本も読まないし、学校の勉強の予習とか復習とか、何かの勉強をすることはありません。 暇で淋しいので少ない友人に電話して遊びに行こうと言っても断わられてばかりです。暇で食べてばかりです。体重が増えたので、ダイエットをしたら、生理がこなくなりました。
●事例の理解の仕方
この高3女子のA子さんの事例は、「経験」の事例として読むことが「自己カウンセリング」のスタートです。「自分は、どういう経験を書くだろうか?」というとらえ方のサンプルとして読みましょう。 「自分の経験」とは、こんなふうに悩みのことでなくてもいいのです。 「仕事のこと」「人の話を聞いたこと、その内容」「人に話したこと、その内容」「自分が読んだり、勉強したこと、その内容」「自分の身近な人の病気の観察、その内容」などの「経験」と同じサンプルであると理解しましょう。 |