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「日本精神神経学会」の 調査では、調査 対象者の約40%が ネット依存症だ。 この中で女性は 男性よりも症状者が 多い。 「睡眠不足の女性は、 1・5倍」「注意 欠陥行動の女性は 2・7倍」、「抑うつ 症状の女性は 1・24倍」「不安 症状の女性1・43倍」だ。 女性の心・精神の 病気はこれから どうなる?
《女性の心・精神の病の事例》(16歳、女性、高校生)
わたしは、女子高校生です。 クラスには男子もいます。 中学生から高校生になった今まで、ずっと悩んできたのは、「人との接し方」です。 いつ笑えばいいのか?いつ怒っていいのか?その場その場での人との対応の仕方が分かりません。 話している最中に、相手のわたしを見る目がパッと変わることがあります。 その場を楽しくしようとすると、バカみたいにはしゃいで騒ぎすぎて一人だけで笑ったり、ペラペラとしゃべりすぎたり、言っていい言葉と言ってはいけない言葉の区別がつきません。しゃべりすぎると自分だけが気分よくなるので、相手から嫌われているなと気がつくことがしょっちゅうです。わたしは、人に嫌味を与えないように適度に自分を出していく話し方が分りません。
わたしは、人に話すときのタイミングが分からないのです。 人は、話しかけられて嬉しい時と、迷惑な時があると思うのですが、わたしは、人が迷惑な時ばかりに話しかけます。その原因は、自分の都合のいい時ばかりに話しかけるからだと思います。 自分は、人の心がよく分からない、自分は自分の感情をコントロールできない、良く思われようとウソっぽいことを言って気取るクセがある、と思っています。
男子とは「何をつまらんことを言っているんだ、この女」と思われているようで、話したくありません。男子にも何か話さないと、黙ってばかりいると嫌われそうで怖いんです。 今も、何か、悪口を言われているようで、人に順応できない自分を情けなく思っています。
●女性の心・精神の病気のつくられ方
相談の事例は、女子高校生だ。 中学生の思春期の立ち上がりから思春期のまっただ中での悩みだから、大人になった今、こういう悩みを目にすると、「思い当ることがある」と思う人もいるだろう。日本人の女性は、成人して大人になって、中高年になってもまだ続いている悩みだ。 治そうとか、改善しようとは思えないくらい悩みの症状はもっと悪化している女性も多い。 治そうと思う年齢は、まだ現実が見えていなくて、悩みの経験が少ないので、病気そのものの症状が「行動」を止めていないのだ。 これが、恋愛とか、友人関係とか、社会の中で働くとかの経験が増えると、「もう、何をやってもダメ」という「行動の侵蝕」が起こる。 人としゃべらない、家の中に引きこもる、ネットの中を偽(ぎ)の社会と錯覚して、悩みはあっても、「行動」に苦痛や神経症状を感じない分だけ「楽だ」「安心だ」「快適だ」と喜んでいる女性も多い。 |