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テクノロジー時代とは、 AI(人工知能)が 企業の実務や単純労働、 行政の受け付けや 書類づくりのサーヴィスを 行うのが一般的に なっていることだ。 このようなテクノロジー (情報通信システム)が 一般的になるとは、 人間の脳の働き方を 大きくガラリと 変えるということだ。
●テクノロジー時代の特徴
テクノロジー時代とは、人間の側にトラブルや問題がどんどん発生するということだ。 テクノロジー時代になる前にも、人間がつくるトラブルはあった。ニート、引きこもり、遅刻、神経科や精神科に通ったり入院したり、障害者年金で生活する、などだ。 理由は、「人が自分のことを笑っている、ウワサしている、バカにしている」などの妄想が仕事や学校など、家の外の社会に出ると決まって脳の中に思い浮ぶためだ。 AI(人工知能)、IOT(物と物が情報通信でつながる労働代替システム)が広まるというテクノロジー時代になると、人間の側の心・精神の病といわれてきた妄想の悩みは消えた。 テクノロジー時代の以前も以後も、人間は同じなのに、対人不安とか対人恐怖とか外出不安とか頭の中に電波が飛んできて自分を誰かが支配している、などとは、誰も言わなくなった。 日本人の脳の働き方から幻聴、幻覚、あるいは強迫観念、強迫神経症が消えてなくなったというのではない。 日本人の心・精神の病気は、全部、一切合切、パソコン、スマホ、ディスプレー端末の画面を見る脳の働き方に変わっている。 今までの、「人の目が気になる」「人と話すと緊張する」「ヤル気が出ない」「将来が不安で、憂うつ」などといった悩みは、パソコン、スマホ、デバイス端末を見る脳の働き方に転移している。
●テクノロジー時代の日本人の病気と異常の姿
では、今の日本人はどんな脳の働き方の変異(病的な異常)をあらわしているのか?
神戸製鋼、日産自動車、川崎重工業、三菱マテリアル、SUBARUなどで「品質不正問題」が起こった。 神戸製鋼……品質データ書き換え。605社に出荷。 三菱マテリアル……検査データ書き換え、750社に出荷。 日産自動車……完成車工場で無資格従業員が検査。 SUBARU……無資格従業員が出荷前の車を検査。燃費データの書き換え。
三菱マテリアル・竹内章社長の発言。 「現場の妨害行為だ。直接の不正行為をした人間(現場の人間)のコンプライアンスが低い」(しかし、製造現場は、調査に協力しなかった。次々に不正が明らかになった) (平成30年3月13日、日本経済新聞) |