谷川うさ子の「今日の一言」掲示板


この「谷川うさ子の今日の一言」と「掲示板」は、「ポルソナーレのカウンセリング・ゼミ」と、
そして、「現在の日本の社会情勢」についてインフォメーションするコーナーです。
みなさまの「社会性の知性の発達」(脳の発達)の道しるべとしてお役立てください。

読むだけでは、情報の浪費になり、せっかくの情報を無価値にします。そこで、お読みいただいたら
[ワンマンカウンセラー・コース(人間関係の能力づくり)]
[お試しカウンセリング] [カウンセラー養成ゼミ] [ゼミ・イメージ切り替え法]
[脳の働き方から変える新・性格教育法] [入会案内]
のいずれかをクリックして、ごらんください。
なお、ご投稿は、「文章」に社会性があること、社会的責任が表現されていること、を基準にして受け付けます。

うさ子とクマ江の掲示板はこちら

[トップページ] [新規投稿] [タイトルリスト] [スレッド一覧] [内容表示] [使い方]
件ずつ ページ目 and or 検索

[次の1件>

[4513] 日本人の「貧困の連鎖」は、学習障害がつくる「言語障害」を改善すると好転します 谷川うさ子 - 最新投稿 谷川うさ子 2016/11/01(火)10:54
[4513-1] 日本人の「貧困の連鎖」は、学習障害がつくる「言語障害」を改善すると好転します 谷川うさ子 2016/11/01(火)10:53
          長時間労働で
       鬱病になり、自殺した
       というニュースが
       大きくとりあげられた。
       長時間働くとなぜ
       鬱病になるのか?
       そしてなぜ
       自殺に追いやら
       れるのか?
       この根本の
       問題は語られて
       いない。
       どこかの大学の
       教授が「好きな仕事なら
       長時間働いても
       鬱にはならない」と
       発言して批難
       された。この発言には
       なんらの真実は無いのか?
       ポルソナーレが日本語(和語)の
       学習障害の
       つくる「言語障害」の
       観点から対策を
       アドバイスする。


●貧困、生活の破綻の原因は何か?

 平成28年10月27日付の「日刊ゲンダイ」紙に「夏目かをる」が「高学歴女子の貧困連鎖」を書いています。
 田村英子さん(仮名・48歳)の貧困の連鎖のケースです。

 田村英子さんは、福祉系大学を卒業してケアマネージャーとなり、介護施設の施設長になった。
 ところが介護業界で働いても年収は300万円を切る。
 田村英子さんは、「お泊まりデイサービス」に従事して心身ともにボロボロになった。
 「お泊りデイサービス」とは、高齢者が介護保険の通所サービスを利用し、そのまま同じ施設に泊まるというサービスのことだ。午前9時から午後5時が建前だが、24時間年中無休のシフトになる。
 田村さんは、32時間のシフト制で働いた。
 田村さんは、32時間働き続けて鬱状態になった。

[4513-2] 谷川うさ子 2016/11/01(火)10:54
   ●日本の国、経済社会の今とこれからの現実とはこういうものです

 「2025年問題」に直面しているのが介護問題である。介護保険制度の介護保険に対する給付の推移と予測がある。2000年は「3・6兆円」だった。
 2013年には「9・4兆円」に増えた。
 2025年には「20兆円」になると予測されている。
 これは国の予算からの支出だ。日本の国の予算は「96兆円」だ。
 税収は「50兆円」。
 不足の分は国債などの借金で賄っている。
 そこで厚生労働省は、軽度の要介護者のサービスを縮小している。生活援助や福祉用具のレンタルなどだ。そして毎月の介護保険料は増えて「6000円」近くまで上昇している。
 
●「超格差社会」は、二○○○年代からずっとつづいている。格差はどんどん広がっている

 このケーススタディが物語っているのは、介護業界のブラック化(長時間労働、低賃金)とその背景です。
 世界はもちろん、日本の経済社会は構造的なデフレ不況が続いていて、所得の格差が広がっています。

◎『グローバル・スーパーリッチ』(クリスティア・フリーランド、早川書房)

 所得格差について研究する学者でとくに尊敬を集めているのがエマニュエル・サエズ(カリフォルニア大学バークレー校の経済学教授)だ。
 サエズはこう書く。
 所得上位一○パーセントの人々が手にする所得の割合は一九二○年代半ばから一九四○年代までは、国民所得の約五四パーセントだった。
 その後、第二次大戦中に約三三パーセントに下がった。
 一九七○年代までは横ばいだった。二○○六年以降、劇的に上昇した。

 二○○六年には上位一○パーセントの所得は国民所得に対する割合は五○パーセントにのぼっていた。

●日本の国は財政破綻に直面している

 国民所得とは、ある国のある年の「総収入」といったことです。上位10パーセントの人から、上位1パーセントの人に国民所得の50パーセントからそれ以上が独占されていることをクリスティア・フリーランドは説明しています。日本には「スーパーリッチ」なる人は存在せず「大金持ち」は存在するという説明です。
 日本では、この所得格差よりももっと深刻なのが「財政破綻」(二○二○年問題)です。
 こういう状況で「長時間労働」「低賃金」は何を意味するのか?が本当の問題です。
 それは、経済状況がどうであっても、「長時間労働」や「低賃金」の現実に直面すると「鬱病」をはじめ、さまざまな「強迫神経症」が当り前に起こるということが本当の問題になります。

[4513-3] 谷川うさ子 2016/11/01(火)10:54
   ●鬱病になるのは、必ずしも「長時間労働」が原因ではない

 その問題とは何か?というと、どんな行動にも「行動には目的」というものがあるということを不問にするということです。
 すでにお分りのとおりこの「行動の目的」とは品詞でいうと「名詞」のことです。
 あるいは「抽象名詞」です。
 日本人の多くの人が毎日話している日本語(和語)は、この「名詞」「抽象名詞」を不問にするというしくみをもっています。不問にするとは「無視する」あるいはわざわざ「壊す」ということです。
 これは、世界にも類のない言葉の特質というものです。世界でも珍しい言葉だということは鈴木孝夫(原語社会学者)や金田一春彦(国語学者)らがこのことを書いています。

●事例の女性が鬱病になった正しい原因と理由を教えます

 事例の田村英子さん(48歳)が鬱病になったのは、仕事の中の「名詞」「抽象名詞」を「なんとなく分かる」という程度でしか理解しなかったからです。
 「そんな筈はない」と誰もが思うでしょう。
 「そういうことなのです」という証拠をあげます。

◎例
訓読み…「見る」「観る」「視る」「診る」(みると読む)
音読み…「見」(ケン)「観」(カン)「視」(シ)「診」(シン)
漢語…「見学」「観察」「視野」「診断」(ケンガク、カンサツ、シヤ、シンダン)

 鬱病になるとは、「みる」と読めても、それぞれの音読みの意味(字義)は分からないことがつくります。
 また、「読める」から「意味はなんとなく分かる」と自分に嘘をついて信じ込ませることが分裂病をつくります。
 仕事を辞めたり「介護離職」をしたり、「引きこもり状態」「ニート状態」になるのは、「見学」や「観察」や「視野」「診断」の意味する行動を正しく現わせないことが原因です。

●これが日本人の「言語障害」(心身の病気)です

 同じことは、「聞く」「聴く」「訊く」「尋く」(いずれも「きく」が訓読みです)にもあてはまります。
 「聞」「聴」「訊」「尋」の漢字の意味が正しく分からなければ、仕事の中で、人の説明は何も分かりません。ましてや介護職の中で「要介護状態にある人の話」など、もっと分からなくなるでしょう。
 ここでNHKスペシャルで放映されていた「介護殺人」と同じ破壊のイメージ(強迫神経症)がいつも思い浮ぶようになるのです。

●貧困を防ぐ!! 心身の健康を守る!! 生活を豊かにする対策とは、こういうものです

 このような経済の困難、生活上の困難は、日本の「超高齢社会」「人口減少社会」では、当り前に一人一人に迫ってくる問題です。
 貧困や病気をつくるのが日本語(和語)のもつ「学習障害」のつくる「言語障害」です。
 このような「言語障害」を正しく克服していくことが日本人の誰にとっても切実な問題であることを理解しましょう。

 ポルソナーレのカウンセリング・ゼミで毎回お伝えしている対策に取り組み、いらざる鬱病や分裂病、強迫神経症を危機感をもって予防しましょう。


<前の1件]


スレッド[4513]に返信
名 前
アイコン
 色 
内 容


[2025/03/15 09:09] 谷川うさ子の「今日の一言」掲示板 管理人 谷川うさ子