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平成28年7月26日、 午前2時45分ごろ。 「相模原・障害者施設」 (津久井やまゆり園)を 襲い、ナイフで 障害者を刺して 19人を死亡させる という事件が起き ました。20人が重傷、 5人が軽傷という 事件です。 自首した容疑者は 元職員・植松 聖(さとし)(26歳)です。 この事件は、日本人の 誰にも共通する 「学習障害」の 典型です。
「相模原・障害者施設」を襲って19人の障害者をナイフで刺して死亡させたこの事件は、「学習障害」が引き起こしたトラブルの典型です。 自首した容疑者の植松聖(さとし・26歳)は、報道によるとこんなふうに発言しています。 「障害者は生きていてもしょうがない。家族も辛い思いをしている。税金による費用も多額だ。殺してあげたほうが、誰にとってもいいことだ」。 この植松容疑者の発言に積極的に同意する人は少ないにしても、「その考えは間違っている」と理由、根拠をのべて説明できる人は少ないのではないでしょうか。 平成28年7月3日に「NHKスペシャル・わたしは家族を殺した。介護殺人」のTV番組では、介護を始めて1年以内に26%の人が「要介護者を殺したいと思った」というアンケートの結果を説明しています。 中学生や高校生の女子生徒が母親を殺害するという事件も、起こっています。 共通するのは、「自分はこう思った。だから、このように行動する」というものの考え方です。脳の働き方(言葉の生成のメカニズム)からみると、この「自分はこう思った。だから、このように行動する」が「学習障害」です。 「自分はこう思った」の「思った」は、「見た」「聞いた」「話した」という身体の「感覚の知覚」の「知覚」を言葉にしたものです。 日本語の「動詞文」の已然と未然の「動詞」のことです。 日本語の「動詞」の性質は、日本の国語学者の大野晋や山下秀雄がくわしく説明しています。 例は「已然と未然」という動詞文の構文、助動詞による判断の形式、敬語の「ル」「ラル」は自然成立のことである(自分の生理的身体の知覚が「分かった」とすることが価値であるとする和語(ヤマトコトバ)の思想のことです)、などです。 |