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人と話しているつもりでも、 何を話しているのか、自分でも 分からなくなるという人は多い。 「本当の自分が分からなくなる」 という悩みだ。 メールやチャットやラインでは 「本当の自分を出せて いる」と感じる。 人と接するのが嫌い、 自分から話しかけていく 勇気がない。 日本人の脳の働き方が つくり出す「行動の止まり」の 症状だ。 治し方と対策を 教える。
《相談の事例》 「わたしは、職場の人からバカにされた、冷たくされたと思うと、その人を異常に憎みます。その人が話しかけてくるまで絶対に話さない!!と強い態度をとります」 (高山清美(仮名)、29歳、病院事務)
わたしは、いつも職場で顔を会わせている人と話すと、時々、顔がこわばり、少し緊張します。 人と話すと、筋の通ってないことを話しているなとか、話があっちこっちと飛んで、ずいぶんいい加減なことを言っているなと感じます。
職場の中の女性は、みんな自分の思いつくことを小鳥のさえずりのように話しています。わたしは、家族と話すのもおっくうなので、人と接することが嫌いで、自分から話しかけていく勇気がありません。
初めて会う人、あまり接していない人と話すと、何を話していいのか分かりません。そして、顔が赤くなったり心臓がドキドキ、バクバクして口の中もカラカラになります。
わたしは、本当の自分というものがよく分からなくなるので、話がどんどん出て来ると自分なりの考えも出て来て、自分の気持ちをよく分かるのではないかとおもっています。 こんな私ですから、あまり気を張って、気を遣って接しない友人や職場の人からバカにされたり、冷たい態度をとられると、その人を異常に憎みます。敵意すら感じます。向こうから話しかけてくるまで、絶対に話さないという強い態度をとってしまいます。 |