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人と話そうとすると 口の中に唾液がどんどん あふれてきて話せない、 という症状がある。 しゃべるべき言葉を何も 憶えていない、会話の 相手の話も聞いた瞬間に 忘れるのが原因だ。 ネット検索の「バーチャル」(仮想空間) の中で「幻聴」が 完成すると、 「話す」という「行動」を壊す。 それが口の中にあふれる唾液だ。 対策を教える。
《わたしは、人と話そうとすると口の中にツバキがどんどんあふれてきて、一言も話せません》 (鹿野洋子(仮名)、43歳、主婦、会社員)
わたしは、人と話そうとすると口の中に唾液があふれてきて、話せなくなります。「唾液分泌異常症」というのだそうです。 中学生のころ、授業中にお腹がグーッと鳴りました。このグーッと鳴るのがとても恥ずかしくて、朝からむやみにご飯をいっぱい食べました。すると胃が不調になりました。 自分では、このことが原因だろうと思っています。
わたしは、人の前に出るとひどく緊張します。人は、のびのび話すのに、わたしは全く話せないので、みじめに感じます。わたしは人が自分を見る目をひどく気にします。 そのために、笑おうとすると顔がひきつります。
わたしは負けず嫌いで、勝気な性格です。人よりも劣っている部分があると思うと、自分でも腹立たしく、二人の子どもにも辛く当ります。 結婚している夫にも、嫌味を言いつづけます。 そのために、精神科にも行き、軽い安定剤を飲んで、異常に緊張する状況を乗り切ってきました。 このごろは、主婦業と会社への勤めとで、疲れ果てています。
《ポルソナーレのカウンセリング》
「涎」(よだれ)が「流れっぱなしの状態になる」ことを「流涎症」(りゅうえんしょう)といいます。「唾液流涎症」(だえきりゅうえんしょう)というのが相談の事例です。 「口の中に唾液があふれる、口の外にも流れ出す、そのたびに唾液を飲み込む」という神経症です。
インターネットが一般的になる前は、「会話のときに相手の顔、目を見ない」「頭の中に作り上げている人を批難する言葉がある」、この、「他者を罵倒する言葉を言いたい。しかしガマンして言わない」というときに「唾液流涎症」が起こりました。 原因は、生育歴、家庭環境の中で「母親が、子どもの顔、目を見ない」「子どもを背中ごしに怒鳴る、異常な押し付けの言葉を言いつづける」ことにあります。帰宅の門限時間を厳しく守らせる、子どもも、父親とか母親を駅まで迎えに来るように呼ぶ、といったことです。 |