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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ポルソナーレ自己カウンセリング研究会・ニューズレター
ポルソナーレ・カウンセリング・ゼミ会員に特化した特別の個人指導通信 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
日本人の脳の働き方がつくる認知症の予防・改善のための実践実技をレクチュアします!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 谷川うさ子からあなたへの真実の愛のメッセージ!! 発行責任・全日本カウンセラー協会・ポルソナーレ指導本部=田原克拓 (第1期・826号) (令和3年6月9日) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ こんにちは。ポルソナーレの田原です。
◉日本人は、なぜ、「普通名詞、抽象名詞の言葉」を読めればいい、意味など知らなくったっていい、と思っているのか?について。
落語に「焼いたサンマを見ていてくれ」と命じる話があります。
テレビ・アニメの「サザエさんの歌」にも同じ場面が歌われています。
命じられた人はちゃぶ台の上の皿に乗っている焼いたサンマを見ていると、猫がやってきてサンマを咥えて逃げていきます。
「サンマがないじゃないか、見ていなかったのか?」と詰問すると「いや、見ていた、猫が盗っていった」とこたえます。
これは「見る」「視る」「観る」「診る」「看る」のうち、「みる」を「見る」ことだとだけの意味しかないと思いこんでいるエピソードです。
日本人は、音読みの漢語・漢字由来の「動詞の言葉」が同音異義語でつくられていても、「これらの言葉の意味には、違いなどはない」と誰もが思いこんでいます。
だから「猫がサンマを盗っていったのは、あなたの責任だ」というと「いや、言われたように確かに見ていた」「猫が悪い」「猫が来たら追い払え、と言葉でいわなかったあなたが悪い」と主張するでしょう。
それでも「こういう場合は、見ていてくれと言われて、引き受けた人の責任なのである」と説明すると「確かに自分の責任だ、だが、だからといって見る、視る、観る、診るなどの言葉の意味など調べる気はないよ。だいいち、調べるための行動が続かないんだよね」
と言うでしょう。
これが日本人のGDP(国内総生産)が30年間、下がりつづけてきている理由です。
個人所得が年々ダウンし続けてきている脳の働き方の仕組みです。
「読めればいい」「人の話し言葉を、聴覚だけで憶えてきた悲劇」です。 |