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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ポルソナーレ自己カウンセリング研究会・ニューズレター
ポルソナーレ・カウンセリング・ゼミ会員に特化した特別の個人指導通信 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
日本人の脳の働き方がつくる認知症の予防・改善のための実践実技をレクチュアします!
───────────────────────────────── 谷川うさ子からあなたへの真実の愛のメッセージ!! 発行責任・全日本カウンセラー協会・ポルソナーレ指導本部=谷川うさ子 (第1期・125号) (令和元年6月5日) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ こんにちは。全日本カウンセラー協会・ポルソナーレの谷川うさ子です。
◎先日は、6月1日に起きた事件、「44歳の長男を殺害した父親(76歳)」の事件を事例に取り上げて、ポルソナーレの自己カウンセリングを、フォームの構成形式のとおりに実行することの意義、価値について、お話しました。
◎事件のあらましは、10代から引きこもり、オンラインゲームばかりを毎日、くりかえしてすでに44歳になった長男を、父親が、刃物で10数か所を刺して殺害した、というのがだいたいのアウトラインです。
◎ポルソナーレが、この事件を皆さまとご一緒に関心をもつのは、多くの日本人がおこなっている丸暗記は、こんなふうに破綻する、という事例になるからです。
長男を殺害した父親は、元、駐チェコ大使、元、農水産省の次官でした。
父親は、大学も仕事も、言葉を全部、丸暗記で憶えました。
「そんなはずはない。仕事の言葉は丸暗記ではなくて、概念として認識していたはずだ」
と考える人もいるでしょう。
●やはり丸暗記の人でした、というポルソナーレの指摘は、こんなふうに証明されます。
○母親は、近所の人に「長男は家にはいない。遠くにいる」と説明していた。
○父親は長男に月30万円以上のお金を渡してゲームに遣わせていた。
おそらくゲームを取り上げたり、説教したりしようとしたが、そのたびに暴力を振るわれて、おとなしくさせるためにお金をあげて喜ばせたにちがいないと思われる。
○長男は、長い間、引きこもりの中高年の人だった。ゲーム依存は精神障害である、とはWHO(世界保健機関)の定義である。
○父親は、国の仕事をしてきた人だ。丸暗記を行う人でなければ、知的対象として、ゲーム依存の長男は精神障害者である、という知識はあったはずだ。
○だが、父親は、次にまた家庭内暴力を起こしたら、危害を加える、と妻に話していた。
つまり、長男の発言とか、言葉などを、これを幻聴である、ゲームなどで関わる人たちはバーチャルという幻覚のイメージでとらえているなどは、すべて幻覚、幻聴であるとは理解できなかった。
これが、長男殺害の動機である。
◎丸暗記は、自分が行動するための目印の記号である。
●行動が止まれば、丸暗記した記号の言葉も消える。
●丸暗記しなければ、現実の物事、人間などは目に見えなくなる。耳も聞こえなくなる。
○父親の目には長男の姿は見えなかった。声も聞こえなかった。
暴力、お金の時に姿をあらわす長男は、丸暗記の行動の対象ではなかったので、関わりのための行動の対象の時は幻覚となり、話すときには幻聴となった。
●母親にとって長男は、自分の行動の対象ではなかった。だから母親には幻覚はなく、幻聴だけが脳に表象したのである。 |