[3864-2] 谷川うさ子 2016/02/03(水)10:20 修正時間切れ
 |
わたしは、会社の帰り道は、足だけで自転車をこいでいます。気持ちは、何もしたくないと思いながら、足だけを動かしているのが、考えただけでもゾッとします。 まるで死にガラになってしまったみたいで。 わたしには、何の目標もありません。毎日、身体が辛いです。生まれてきたときから苦しかったといってもいいくらいです。
《ポルソナーレのカウンセリング》
相談の事例の長山智子さん(仮名)は、高校2年生で学校を辞めました。学校を辞めて、工場に勤めています。体の調子も、心の調子も悪く、安定剤を飲みながら工場の作業の仕事に通っています。 なぜこうなったのか?というと、そのきっかけはインターネットの「ネット検索」です。「ネット検索くらい、誰でもやっていて、便利だとか、知りたいことを知ることができて役に立っていると、だれもが思っているじゃないか」とお考えになるかもしれません。
しかし、ポルソナーレが、要介護問題の原因の認知症(痴呆症)のつくられ方を、脳の働き方から考察してみると、「ネット検索」は、使う人によっては、その人の脳の中に「バーチャル」(仮想空間)をつくり出すのです。
「バーチャル」とは「仮想空間」のことです。「知らなかったことが分かった」「行ってもいないのに、その場に行った気分になる」、「じぶんは、その現場にはいないのに、げんに今、見ている、聞いている気持ちになる」という疑似空間意識が「バーチャル」(仮想空間)です。 これが一体、なぜ問題なのか?については、今までも、今も、誰も一言も説明しません。「AI」(人工知能)はこんなに役に立つ、という話ばかりで、本当の恐さについてはフタをして知られないようにしています。
相談の事例の長山智子さんの話を聞けば「バーチャル」(仮想空間)をいったん脳の中につくると、「淘汰」されることがよく分かるでしょう。 「淘汰」とは、「要らないものを取り除くこと」「不適格の者を排除すること」の意味です。長山智子さんは、「学校から脱落している」「身体の調子がおかしくなって社会からも脱落している」でしょう。 「家族との人間関係も拒否している」ので「死ぬこと」しか思い浮ばなくなっています。 「インターネット」の「ネット検索」で得られる「ネット情報」は、日本の昔ふうにいうと「毒飼い」なのです。「毒飼い」とは「毒を飲ませること」(身を損なわせること)の意味です。
「なぜ、インターネットのネット検索が毒飼いなのか?というと、ネット情報に問題があるのではなくて、ディスプレー(画面)に表示される文、文章、画像を『見る』『聞く』(読む)人間の脳の働かせ方に問題があるんですよ。 多くの日本人は、『話す相手の顔、目を見ない』、『話す相手の顔を見る時は睨(にら)みつけて、つまり、威圧的に怒り目で見て、感情まかせにデタラメのことを平気でしゃべる』という脳の働かせ方で画面(ディスプレー)を眺めます。 このときに、脳に表象するイメージは『幻覚』か『幻聴』であるのです。 ネット検索は、この『幻覚』と『幻聴』を『行動』として完成させるのです。自己関係つけ(吉本隆明)が成立します。 このときディスプレー(画面)を通してつくり出されたイメージをバーチャル(仮想空間)というのです」 と説明するのは、ポルソナーレの熊野クマ江さんです。 |
|