谷川うさ子の「今日の一言」掲示板


この「谷川うさ子の今日の一言」と「掲示板」は、「ポルソナーレのカウンセリング・ゼミ」と、
そして、「現在の日本の社会情勢」についてインフォメーションするコーナーです。
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[3876-1] 読むだけで幸せになる手紙・「認知症(痴呆症)の人が、徘徊中に事故を起こしても、家族には損害賠償の責任はない(最高裁判決)」の認知症(痴呆症)の治し方 谷川うさ子 2016/03/04(金)11:06 修正済み
       2007年12月に、認知症
       (痴呆症)の男性が徘徊
       して、JRの電車に
       はねられて死亡した。
       JR東海は、妻、長男に
       損害賠償720万円を
       請求した。
       15年の裁判の結果、
       最高裁は、「認知症者の
       起こした破壊、損害は、
       家族に賠償責任は
       ない」と判決した。
       そこで、ポルソナーレが認知症
       (痴呆症)の生成のしくみと、予防、対策を
       教える。

●《事例・ケーススタディ》(平成28年3月2日、日本経済新聞より)

 2007年12月7日に、認知症(痴呆症)の男性が外出してJR東海の電車踏切りに入り、はねられて死亡した。
 男性は91歳で、ふだんから認知症(痴呆症)の周辺症状があった。
 玄関で排尿する、食事はまだか?と言う、突然に怒鳴る、などだ。
 散歩が好きで、外出しないと暴れた。
 だから、玄関にカギをかけて外出を制限した。
 自分の場所が分からないので、徘徊になり、行方不明になるとどこにいるか分からなくなる。
 
 妻(当時85歳)と長男の妻が介護した。

 「列車の運行に支障が生じた。振り替え輸送の費用が発生した。だから妻と長男に720万円の損害賠償を請求した」(JR東海の話)

 初めの認知症(痴呆症)の症状は「食事はまだか?」だった。食事を摂ったばかりだった。
 「施設に入れることも考えたが、環境の変化で悪化するかもしれない」と、在宅介護で世話をした。症状はどんどんひどくなる。長男の妻、妹らがみんなで介護した。
 
 2007年、12月7日、男性の妻が疲れてうとうとしているときに、男性は自宅から出てとめどもなく歩いた。徘徊した。
 いなくなったのは、6分か7分くらいの時間だった。
 男性は、愛知県大府市の線路の踏切りに入った。
 疾走してきた電車にはねられて死亡した。
 「家族が監督義務に違反していた」(JR東海の賠償提訴の主旨)。

 最高裁の判決の結論。
 「妻は、当時85歳だった。
 要介護1と診断されていた。長男も同居していなかった。横浜に住んでいて、月に一回か二回、週末に自宅に通うという程度だった。
 いずれも、介護はしていたが、監督が可能な状態にあったとはいえない。
 だから、賠償責任はない。」



[2025/04/21 14:44] 谷川うさ子の「今日の一言」掲示板 管理人 谷川うさ子