[3877-2] 谷川うさ子 2016/03/08(火)11:25 修正時間切れ
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わたしは、何をするにも集中力がなく、勉強しても続きません。いつも甘い物をよく食べるせいで、体力が無いのも原因かなと思っています。いつも疲れていて、寝ても疲労がとれないのです。 気分が悪くなると、ノイローゼ気味になり、精神科に行こうとまで思いますが、その勇気がありません。
《ポルソナーレのカウンセリング》
「職場の中の人と話す」という「行動」がギクシャクして「自分らしく話すことができない」というのが相談の主旨です。 人と話すと、「顔がこわばる、緊張する、心臓がドキドキする」ということが悩みの中心の内容です。 「本当の自分というものが分からない」「どんどん話が出てこないので、人と接するのも嫌い」というところが注目点です。 こういうふうに、他者と話すことにいくらかでも不安定さを感じることがある、という人は、多いのではないでしょうか。 何かについての意見のくい違いがあるとか、何ごとかをおこなう、あるいはおこなわないの対立があるというものではありません。 多くの日本人の人間関係の悩みは、相談の事例の高山清美さん(29歳)が説明しているように、仕事の能力について悩むとか、仕事の目的についての考え方の違いについて葛藤するというものではありません。
職場には行っている、その仕事には取り組んでいる、しかし、人としゃべる、人の話を聞くということが思うにまかせず、毎日、不安定な気持ちですごしているというのが悩みの心象風景です。
よく聞くのは、「序壊死は、職場の中で人間関係がうまくいかないとその仕事を辞める。男性は、人間関係が多少ギクシャクしても給料が高かったり、仕事の責任者に就くなどがあれば、辞めない」ということです。 これは、一見するとそうかもしれませんが、「仕事を辞める」、すなわち「全ての行動が止まる」というのは時間の問題で、男性も女性も、必ず「行動は止まる」のです。
ご紹介したような相談の悩みを読むと、多くの人は、「自分にはそういうことはない。仕事の中で仕事のことは話せているから、ふだんの会話は、なくても平気。スマホの画面を眺めれば気も晴れるので、淋しいということはない」という感想をもつでしょう。 「わたしは、交流サイト・SNSでひっきりなしにおしゃべりをしているので、職場で人と話すのはむしろわずらわしいくらいです。仕事をして収入を得て、一人で好きな所に行くので、ストレスもなく、快適な日々です」。 「嵐の前の静けさ」という言葉があるのをご存知でしょうか。 安心できる生活とか、何の心配もない日々というのは、「行動がつくる」のではないのです。 多くの日本人にはここがまだよく理解されていないのです。 このことを少しお話します。 「日本人の行動は、どんな行動でも已然(いぜん)と未然(みぜん)がつくり出しています。
A『もう来るよ。まだ来ないね。すぐ来るよ』(未然) B『あそこに来たよ。あと10分もすると来たのが分かるよ。やっぱり来たよ』(已然) |
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