[3878-3] 谷川うさ子 2016/03/08(火)14:34 修正時間切れ
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もちろん、日本語を使って「他者」「相手」「社会」「仕事」「学的な活動」にかかわることが不可能というものではありません。この場合は、日本語を「外扱い」という扱い方で使う必要があります。
多くの人は、日本語を「内扱い」の関わり方のために使っています。 「内扱い」とは何か?というと日本語を「動詞文」としてだけ言い表すことです。日本語の「動詞」だけを話す、書く、ということです。 「食べた」「寝た」「飲んだ」「見た」「聞いた」などの自分の行動だけを言うというのが「動詞文」です。 ここには日本語の法則があります。「已然」(いぜん)と「未然」(みぜん)というのが法則です。
A「死んでいる」(写真とか絵を見ているときは、已然でも未然でもなく、一般論) B「死んでいる」(倒れている人を見て、生死を確かめた時は已然) C「死んでいる」(病人を看取っていて、亡くなったことに気づいたという状況では、未然から已然に移行) (参考・山下秀雄、『日本のことばとこころ』講談社)
ここには、5W1H(いつ=時間、どこで=場所、誰が=主体、何を=対象、なぜ=原因・理由・目的、どのように=手段・方法)が無い、無いのではなくて、否定されています。ルール、きまり、約束、法則といったことが否定されています。これが日本語の「内扱い」です。
仕事に行くという時には、「うちの会社」というように「名詞」を「内扱い」で已然と未然の動詞にくっつけて「行動を可能」にします。 しかし、「仕事を辞める」とか「定年退職」になると「会社」という行動の目的を示す名詞がなくなるので、「行動の止まり」が生じます。 入浴したり、食事を摂る行動があると、「部分、限定の行動の止まり」なので認知症(痴呆症)の周辺症状です。
この周辺症状は、仕事の中の名詞、抽象名詞を拒否する人には、いつでも起こります。 「会話のときに、相手の顔、目を見ない」「相手の話をおしまいまで聞かない」という場合、自分で適当に「行動の目的の言葉」をつくります。これが「幻覚」です。
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