[3883-1] 読むだけで幸せになる手紙・「人と話すとき思いどおりにしゃべれない」の話し方 谷川うさ子 2016/03/15(火)11:17 修正時間切れ
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多くの日本人は、「人と話す」 という話し方を知らない。 電車の中でも、職場でも、 学校でも、家族とも、 「誰もがしゃべっている」。 だが、これは、 ほとんど「ひとり言」と 同じしゃべり方だ。 この「ひとり言」と 同じしゃべり方が、 要介護につづく 周辺症状なのである。 対策を教える。
《相談の事例》 「わたしは、高2の女子です。 友だちとしゃべっていても、自分の思いどおりにしゃべっている気がしません」 (舟山香美(仮名)、17歳、高校生)
わたしは、学校で友だちと話しているとき、いつも思うことなのですが、自分の言いたいことや自分の思っていることを話していないような気がしています。 こんなことを言ったら相手の人が変な奴だと思うのではないか?バカにして見下すのではないかと思います。 そのために、心の中で思っていること、考えていることをうまく言葉に出して言えません。 思いきってこう言おうと思うことをしゃべると、自分で何を言っているの?何をしゃべっているの?とギクシャクしたものを感じてしまいます。 どうしたらこんな、人とうまくしゃべれないという悩みが消えますか?
《ポルソナーレのカウンセリング》
日本人の悩みというものは、多くが、「人と話すのがうまくいかない」ということです。 これは、「人間の脳」の働き方のしくみということを理解しないと、なぜこういう悩みが起こるのかは、誰にも、永遠に分からないものです。 学校や職場、家の中、あるいは、インターネットの交流サイト、電話などで「自分は、人としゃべるのに何の不都合もない」と思っている人は多いでしょう。
しかし、家族の要介護の人がいるとき、学校に行かない人がいるとき、あるいは、ちょっと理解しがたい異常なことをしゃべったり、異常なことを行なう人がいると、ほとんどの人は、その人にたいして「何を言えばいいのか?」と、しゃべるべき言葉が一言も出て来ない「自分」に気づくでしょう。
そして、自分が、相談の事例の舟山香美さんのように、「何をしゃべればいいの?」と話すことに不安を感じると、その日から、自分も「人としゃべること」という「話すという行動」が止まりはじめるのです。 これが、日本人の認知症(痴呆症)の始まりです。 日本語は、已然(いぜん)、未然(みぜん)という言いあらわし方で成り立っています。「自分自身にとって」という意味です。 |
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