[3886-2] 谷川うさ子 2016/03/30(水)10:37 修正時間切れ
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《日本語の内扱いとは、こういうものです》
日本語は、「内扱い」と「外扱い」の二通りの使い方が可能です。 「外扱い」とは、尊敬語や丁寧語など、敬語体系のことだと思われています。これでも間違いではありません。「外扱い」の本質は、「相手を否定しない」ことです。「相手を肯定する」のが外扱いです。 「相手を肯定する」とは、「正しく説明する」ということです。「5W1H」にもとづいて、何ごとかを相手に伝える、もしくは説明する、というのが「外扱い」です。連絡する、報告する、返事をする、あいさつをする、相手が話したことを踏まえて相手の話した言葉を前提にして会話する、これが「外扱い」です。
日本語を「内扱い」で使うことのわかりやすい事例が「ジャルゴンを話す」というものです。 ジャルゴンとは、脳の働き方からみると「ウェルニッケ失語症」のことです。触覚の知覚の言葉をぺちゃくちゃと意味不明のまま言いあらわすのが「ウェルニッケ失語症」です。ぺちゃくちゃと、ひとり言としていつまでしゃべりつづけて、果てしなくしゃべり、止めません。
◎「ジャルゴン」……内扱いのしゃべり方。「名詞」「形容詞」を否定して「幻覚」(分裂病)をつくり、相手に感染させる。 「だいじょうぶ」(形容詞を否定して幻覚・分裂病をつくる) 「なんか、……なんか、……なんちゅうか……なんていうの……なんか、……ある意味」(形容詞の否定。「人の目が気になる」などの幻覚をつくる。作り話をしゃべると幻聴になる。分裂病をつくる)
「こう……こう……こう……こう」(「こう」の「こ」は助詞。指示代名詞に用いると「自分の身近な位置を指し示すのが「こ」。助詞をジャルゴン化して「動詞の目的の名詞、抽象名詞」を否定する。偏向(バイアスのかかった)した分裂病のイメージを増産する。)
◎ジャルゴン(ウェルニッケ失語症)の例……「てゆーか」「みたいな」「みたいな感じ」「あの」「……し」「ある意味」「ようは」「……のに」「……すればいいのに」「……だろうに」など。
日本語の「内扱い」とは、動詞文の已然(いぜん)と未然(みぜん)がつくります。「自分自身にとって」という意味です。 「自分の目、耳、手、足の知覚によればこのように判断される」、が已然と未然です。 この「自分自身にとって」の判断を完成させるのが「助動詞」です。 「でしょう」「だろう」「だ」「じゃないですか」「のようだ」などが助動詞です。「意思」「推量」「確定」「未確定」「否定」という判断で、「内扱い」を完成させます。
この助動詞の「内扱い」の完成をより強化するのが「助詞」の「助動詞化=ジャルゴン」です。
日本人は、「助動詞」と「助詞」のジャルゴンで「名詞」「形容詞」「抽象名詞」を否定して「精神分裂病」をつくっています。 精神分裂病がすなわち「認知症」(痴呆症)の周辺症状です。 |
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