[3887-1] 読むだけで幸せになる手紙・「人と会うと顔が赤くなるので、人と話すのが嫌でたまりません」の治し方 谷川うさ子 2016/04/01(金)11:20 修正時間切れ
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日本人の心・精神の病と いえば、対人恐怖症だ。 人と会えば、顔が 赤くなったり、心臓が ドキドキして苦しく なるのが症状だ。 なぜ、日本人だけが 対人恐怖症を つくるのか。 脳の働き方から見た 原因と理由、そして 対策を教える。
《相談の事例》 「わたしは、結婚している妻にも緊張して、顔が赤くなります」 (海坂洋司(仮名)・38歳、男性、会社員、営業職)
わたしは、製薬会社の営業職です。人と会って話をするのが仕事です。 わたしは、人と会って話をすると顔が赤くなります。だから人と話をすることが嫌でたまりません。 人と話をする時間をできるだけ短くするために、メールやファックスであらかじめ用件を伝えてから会って話をするようにしています。
中学生の頃、授業中に教科書を読まされたときに顔が赤くなったり、心臓がドキドキして動悸がひどくなったりしました。これが直接、原因かどうかはわかりません。
自分ではこれが原因だと思うことがあります。人から見られている視線を意識するようになったと思えることがあります。 それは、仕事を終えて車で家に帰ると、毎日、必ずといっていいほど妻が家の外に出て、私を待っていることです。 門の外に出て、じっと立って帰宅する私の方を見ています。初めのうちは何とも思わなかったのですが、家が見える地点になるころから、顔が赤くなっているのではないか?とバックミラーに映る自分の顔を見ると、パッと顔が赤くなり、緊張してひきつっているのです。 今日も、妻が自分を見ているのだろうなと思うだけで、妻の視線を意識して緊張します。 そして仕事の中でも周囲の人の全てに対して、自分の顔を見ているのではないか?と視線を意識して緊張するようになったのです。
《ポルソナーレのカウンセリング》
「人と話をすると緊張する」という悩みを、対人恐怖症といいます。大正時代から日本人だけに起こっている病気です。欧米人には対人恐怖症は報告されていません。欧米人にあるのは、人種差別にみるような「人が人を支配する」という収奪や排除をテーマとする「人そのものへの恐怖」です。 日本人の場合は、「会って話ができない」「話をしようとすると顔がひきつる、顔が赤くなる」といった病理症状を嫌がる、自分で自分を情けなく、ふがいなく思うということを訴える「対人にかんする恐怖」です。 |
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