[3892-2] 谷川うさ子 2016/04/10(日)10:59 修正時間切れ
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《ポルソナーレのカウンセリング》 相談の事例のように、「家の外に出て買い物に行く」「乗り物に乗って仕事、学校に行く」と、たちまち孤独感をともなう不安感がつのり、身体に動機などの症状が起こる、という病理は「パニック障害」とか「広場恐怖症」といわれてきました。 ポルソナーレも長い間、このような人の症状を聞き、社会教育の観点から原因と理由を明らかにして、これを本人にも説明して、有効と思われるアドバイスをさしあげてきました。 しかし、どういうアドバイスも絵に描いたような鮮やかな効果をあげるということはなかったのです。
そこで脳の働き方(言葉のつくられ方のしくみのことです)から、「広場恐怖症」の起こり方を考察してみると、いろいろなことが分かります。 人間の脳の働き方は、NHKテレビや理研の脳科学者がいっているように、脳の中で血流がどう動くのか?ということではありません。 人間の脳は、ちょうど、地球の地図を見るように、ここは、どこ、ここは海、ここは山、ここは都市、ここはジャングル、というように、「働く場所」とその「名称」が決まっているのです。 このしくみにもとづいて日本語を脳の中にあてはめてみると、日本語は、英語やドイツ語とは、脳の中で働く「場所」が同じところと違うところがあります。 英語やドイツ語を使うからといって、「広場恐怖症」にはならないというものではありません。 「どのようにものを考えるか?」という思考の仕方がうまくいかないと、欧米人も、「広場恐怖症」ではない別の種類の病気になります。 しかし、欧米人が「対人恐怖症」のカテゴリーにある「広場恐怖症」になるということはありえません。 「外出不安」や「電車の中で、ひとりでに不安になり、冷汗も出て、心臓の動機がはげしくなり、目まいまで起こす」という病理症状は日本人だけの、日本人にかぎってだけの病気です。
「一般的にいって、欧米人と日本人の大きな違いは、会話のときに、相手の顔、目を見るか、見ないか?です。 欧米人と話をしたことのある人は誰でも知っていますが、英語やドイツ語を話す人は、必ず、相手の顔と目を見てまっすぐに話します。脳の中の働く言語野も、見るという行動の目的の言葉を使う部位が働いています。 多くの日本人の脳は、相手の顔、目を見ない、という脳の言語野が働いています。 見るという行動の目的の言葉、……おもに名詞、抽象名詞、形容詞を記憶しない脳の場所を働かせています。 とくに、形容詞の言葉は場面や場所や環境を言いあらわします。 母親が、子どもの目、顔を見ないで、しかも作り話を話すと形容詞の言葉をどんどん否定して、ありとあらゆるパニック発作を起こすようになるんですよ」 とは、ポルソナーレの熊野クマ江さんのお話です。
「ポルソナーレに入会して、特別の個人指導を受けました。 相手の顔、目を見ないで、意味も分からずに話す作り話をしゃべるのを内扱いの日本語の使い方というのだそうです。『なんか』『みたいな』『こう、……こう』『だいじょうぶ』というジャルゴン(ウェルニッケ失語症)をしゃべると重症になり、異常な症状や言葉、行動を起こすといいます。 改善の仕方を教えていただいたら、一ヵ月で電車にも乗れるようになりました」 と、中山里子さんは、感謝と喜びの声を語ります。
◎くわしくはポルソナーレのメルマガでもごらんいただけます。 http://www.porsonale.co.jp/magazine.htm |
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