[3912-3] 谷川うさ子 2016/06/03(金)11:38 修正時間切れ
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加害者の男性は、頭の中に思い浮ぶ架空のイメージ(騒音)を行動の目的にして、手、足、指だけを動かしました。 現実の行動の目的(対象)が無いのに、「有る」とイメージして行動することを強迫神経症といいます。 被害者の男性は、1階の住人の強迫神経症によって襲われて殺害されたのです。
こういう「聴覚中心」の「強迫神経症はなぜ起こるのか?」というと、もともとは日本語の「動詞文」の「動詞」だけで仕事をしたり、勉強したり、恋愛や結婚や子育てをおこなうことに原因があります。 「母親が、子どもの顔、目をニラむ」、そして「大声でしゃべる」「つくり話をしゃべる」「笑い声を出しながら話し、聞く」という「聴覚中心」の関わり方がつくり出します。
平成28年5月19日の午後4時40分ごろ、兵庫県尼崎市下坂部のアパート前の路上で、母親(61歳)と娘(33歳)が襲われました。アパートの1階の男性(67歳)が加害者です。ハンマーで殴られ、包丁で刺されて、母親は重体、娘は死亡しました。 「騒音」がトラブルの原因です。
誰もがすぐに分かるように、この尼崎市の路上で襲った加害者の男性は、「騒音が聞こえない時」「騒音が起こっていない状態」に、襲い、殺害の「行動」を起こしています。 「騒音が無い時に、有る」という架空のイメージを思い浮べています。 この架空のイメージ(視覚のイメージ。強迫)を「行動の目的」(対象)にして手、足、指を動かしています。 母と娘が路上を歩いている時は「騒音は無い、しかし自分の頭の中には、生活の中の物、秩序とともに発生する音は有る」、だから「有る」は「無い」のとおりに打ち壊すという強迫神経症をあらわしました。 普通は、「音の無い状態」は「無い」と感覚は知覚します。 しかし、作り話を話す人は、くりかえし架空のイメージを話すことが示すように、「丸暗記」で憶えた言葉をしゃべる人は、常に対象の破壊を日々おこなっており、その人にとっては、襲撃して破壊することはごく日常の行動の一つであるのです。
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