[3914-1] 読むだけで幸せになる手紙・「騒音トラブル殺人事件。兵庫・尼崎市、母娘襲撃。東京・江戸川区、1階住人が2階の住人を襲撃」……日本人は、音(発声)がすると反射的に反応して攻撃的にしゃべり出し、自分の人生を終わらせようとするのはなぜか。 谷川うさ子 2016/06/07(火)15:12 修正時間切れ
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平成28年5月19日に、 騒音トラブルを理由とする 襲撃、殺人事件が 2件起こった。 どちらもアパート1階の 住人が2階の住人を 襲っている。 日本人は、正しい会話と いうことが全くできない。 相手が話すと反射的にひとり言のように 話し出す。 相手が黙ると 火に油を注ぐようにひとり言をしゃべりつづける。 この事件は、「強迫」が つくった「行動」の典型である。
平成28年5月19日に、騒音(音がうるさい)を理由にしたトラブル、殺人事件が2件、つづけて起こった。 一件めは、19日の午前2時40分ごろ、東京都江戸川区のアパートで起きた。午前2時40分とは、誰もが寝ている時間だ。 アパート1階の加害者の男性(73歳)が、2階の被害者の男性(54歳)を襲った。 拳銃で頭を撃って射殺した。自分も1階の自宅で頭を撃って死亡した。 「2階の男性を拳銃で撃った。これから自分の頭を撃つ」と110番通報した。
二件めは、19日の午後4時45分ごろに起きた。 兵庫県尼崎市のアパート前の路上で、アパート2階の母親(61歳)と娘(33歳)が襲われた。 襲ったのは1階の住人、67歳の男性、豊島速夫容疑者(無職)だ。 「音がうるさい」(騒音)が殺害の理由だった。 ハンマーで殴られ、包丁で刺されて、母親は重傷を負い、娘が死亡した。
このような「騒音」を理由にしたトラブルは、「危険な隣人である」と防犯アナリストの梅本正行は書いています。 (『安心できない時代の生き方』PHP研究所) では「騒音をめぐるトラブル」とは、ふだんはどういうトラブルのことをいうのでしょうか。 「相手が話している」という時に、「自分だけが一方的にえんえんとしゃべりつづける」(このときは、相手の顔、目を見ない。ソッポを向いて話す)ということと全く同じ行動が「騒音トラブル」です。 あるいは、ハッハッハーッ、ワッハッハッハーッ」と笑い声を出しながら話す、聞くという行動も「騒音トラブル事件」と共通しています。 相手がしゃべる声を聞きながらワッハッハーッと笑うと相手の話の中身は壊れます。もちろん、自分の話す話の中身もバラバラに壊れます。この壊れることをおこなうのが「笑い」という行動です。 |
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