[3922-3] 谷川うさ子 2016/06/28(火)14:27 修正時間切れ
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誰よりも「強迫」のイメージ(像、言葉)を強く脳の中に表象している人です。 その言葉は、「見る」「聞く」「話す」という「行動」によってあらわされます。 「会話のときに、相手の顔、目を見ない」(ソッポを向いてしゃべる)、そして「相手の顔、目を見るときはニラみつけてしゃべる」「話すときは、一方的にしゃべる」「大声でしゃべる」「作り話をしゃべる」「自分はこう思ったということだけを話す(共通の話題とか、話す目的や対象については話さない)」といったことが「強迫」のイメージを表象している証拠になります。
人間がものを「見る」「聞く」というのは、自律神経の交感神経がいつも、いつも、しっかり働いていなくてはならないのです。 「見る」「聞く」というのは脳の中では、二重になっています。生理としての機能の「見る」「聞く」と、「言葉を介在」させて、この言葉の働きで「見る」「聞く」の二つです。 前者は、物理としての「見る」「聞く」、後者は心的に「見る」「聞く」という違いです。 どっちも、交感神経(Y経路といいます)がいつだって働きつづけなくてはマトモとはいえないのです。
交感神経が働くとは、「名詞を言う」「名詞を話す」「形容詞を話す」ということです。 交感神経が働かないとは、「動詞」の言葉しかしゃべらない、しゃべれない(名詞は分からない)ということです。 名詞とは、「貴様」も「御前」も「花」も「犬」も「猫」も「水」も「家」も名詞です。 概念として分かることが「分かる」ということです。 身体の目が見て「花」だ「猫」だと分かっても「名詞」ではありません。 そういう分かり方は、すぐに忘れます。 目的にして行動する必要があるときに、「分からない」から「行動が止まる」のです。この「行動の止まり」が「脅迫」です。
人間は、食事をしたり、水を飲んだりと、必ず「行動」を必要とします。 多くの日本人は「行動の止まり」がいつでも起こるので恐怖をかかえています。 そこで「キサマ」「オマエ」「オメエ」のように交感神経のとらえる対象を「壊す」という「行動」をつくり上げています。 そのわかりやすい例が「高1女子の母親殺害」だったり「女子中学生2人の電車飛び込み心中」だったり「ストーカー男のアイドル女性刺傷事件」などです。 こういう日本人の「性格プロファイリング」は、全くなじみがないのでボンヤリとしか耳に入らないし、心にひびくものでもないかもしれません。 現実は、あなたも、あなたの身近な人も、「強迫」のもつ倫理の破壊にしたがっていつ、どこで「行動が止まるか」は、必然と時間の問題のもとで過ぎています。 まずは、「名詞を正しく言う」ことからがんばってとりくんでみましょう。 |
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