谷川うさ子の「今日の一言」掲示板


この「谷川うさ子の今日の一言」と「掲示板」は、「ポルソナーレのカウンセリング・ゼミ」と、
そして、「現在の日本の社会情勢」についてインフォメーションするコーナーです。
みなさまの「社会性の知性の発達」(脳の発達)の道しるべとしてお役立てください。

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[3926-2] 谷川うさ子 2016/07/05(火)16:51 修正時間切れ
 一方、多くの日本人は、「自分が認知症(痴呆症)になるのではないか」という不安をかかえています。「NHKスペシャル、わたしは家族を殺した・介護殺人」(平成28年7月3日放映)に見るリアルな不安が迫っています。
 調査会社クロス・マーケティングの調査では、全国の20歳から60歳の人の6割以上が「認知症(痴呆症)になることを不安」と感じています。
 この認知症(痴呆症)の最大の問題は「行方不明になること」です。
 警視庁生活安全局は、「平成27年に行方不明になった人の22・4%は病気に関連している。認知症によるものは14・9%」(行方不明の8万2035人中の1万2208人が認知症)ということです。
 平成24年は「9607人」だった認知症の行方不明者が1万2208人に増加しています。

 クロス・マーケティングの調査では、「予防策はどうしているのか」を問いかけています。
 調査に回答した人たちがおこなっている「予防策」とは次のようなものです。
 「ウォーキングをする」「人とよく話す」「新聞や本を読む」「計算をする」「食べ物では、野菜、ナットウ、トーフ、蒼魚、緑茶、チョコレートを摂る」などです。
 とくに、「高カカオチョコレート」(ポリフェノール)が人気で、注目されています。
 菓子メーカーの「明治」は、BDNF(脳由来神経栄養因子)が「鬱病」「アルツハイマー型認知症」との関連で、有意に増加していると報告しています。
 「日刊ゲンダイ」の編集部は、「まず、手転に無理なく始めてはどうだろうか」と話しています。

 ポルソナーレのカウンセリング・ゼミや「日本語トレーニング・ペーパー」(実践実技・日本語講座)では、要介護状態に陥る原因といわれている認知症(痴呆症)は、脳の働き方のしくみにあるという見解をもっています。

 認知症(痴呆症)は、「行方不明になる」とか「仕事の中のおこなうべきことを忘れる」ことがよく説明するように、誰もがおこなっている現実の中の「行動」が正しく行なわれないことが特徴です。
 正しく行なわれずに、「行動」だけが空回りするかのように、病的な行動をあらわします。

 これは、脳の「頭頂葉」が「右脳・頭頂葉」しか働いていないことをあらわしています。
 しかしそれでも、病的といいながらも「行動」はあります。「人間は、誰でも考えたことを実行して、考えないことは実行しない」(経験同一化の法則)を理解の基準に立てると、病的な「行動」にも、「行動の目的・対象」が表象(思い浮べること)していることが分かります。

 ポルソナーレの人間の脳の働き方のしくみ(言葉の生成のメカニズム)の考察にもとづいていうと、日本人の「行動」が止まったり、障害ともいえる異常な行動をあらわすのは、もともと、「行動の仕方」に問題を抱えているから、に原因と理由があります。
 このことに誰も気がつかなくて、理解することすらもできないから、「チョコレートを食べれば、認知症を防げる」と何の役にも立たない対策に迷信のようにしがみついています。 
 日本人は、自分の行動を、日本語の動詞文の「動詞」でおこなっています。
 この「動詞」は、目、耳、手などの五感覚の「感覚の知覚」のことです。
 「見た」という「知覚」、「聞いた」という「知覚」、「話した」という「発声の発音の知覚」が「動詞」の言葉になっています。

 すると、とくに「漢字」「漢語」の「訓読み」(ヤマトコトバの発音)のみで「行動の目的」(対象の認知)を成立させるので、「音読み」(字義、語義)は「無い」として「否定」します。
 耳の機能は「右脳・聴覚野」しか働かない、目の機能は「右脳・視覚野」しか働かない、すると、社会のルールも人間関係のモラルも「無い」と考える「学習障害」があたりまえになります。

 これでは、ごく少数の人しか「仕事」には行けないし、恋愛も結婚もできません。「マイナス金利の時代」がつづくと、「生きること」そのものを、自分で「否定」するのが必然となります。
 
 ポルソナーレは、対策として、「推移律」を使った「名詞」の学習の仕方をレクチュアしています。
 これが、「若年性の痴呆」(認知症)(痴呆症)の原因の「学習障害」を治したり、予防する最も効果のある方法です。



[2025/03/18 17:56] 谷川うさ子の「今日の一言」掲示板 管理人 谷川うさ子