[4374-1] 日本人の「学習障害」の例。「決済」と「決裁」の「漢字・漢語」を「読めればいい」、「意味は分からなくてもいい」と考えていることです。 谷川うさ子 2016/09/29(木)10:53 修正時間切れ
 |
「漢字・漢語」は、明治に なって、ヨーロッパの文物や 法、社会制度、 人間関係の決まりごとを 翻訳して輸入するのに 用いられた。 現代の日本人が 使っている「民族」「幾何」 「人権」「動物園」 などは明治に作られた言葉だ。 だが、今、多くの 日本人は、「漢字・漢語の 言葉は読めれば いい」「意味は分からなくてもいい」と 考えている。 「漢字・漢語」を読めないことが日本人の認知症 (痴呆症)の原因に なっている。 うつ病、分裂病、 強迫神経症などはあたり まえにつくられる。 日本人の心身の病気の つくられ方と 対策を、ポルソナーレの カウンセリングが 分かりやすく教える。
●「決済」「決裁」の意味
「決済」は、「けっさい」と読みます。意味は「代金を支払って売買を終わらせること」です。 「決」という漢字は、「川の堤防がくずれること」です。ものごとを決めるという意味です。「済」は水がすきとおって明瞭な状態をあらわしています。 「決済」は、「取引きを終わらせる」「取り引きをすませる」という意味です。 この漢字・漢語の使い方は「現金で決済する」「未決済勘定を支払う」などです。 「決裁」は「けっさい」と読みます。「決済」と読み方は同じです。 「裁」は、布地を裁って衣をつくるというのが字義です。「きりもりする」「さばく」「決定する」という意味で用いられます。 「決裁」は、仕事の中で、部下の差し出した案を上役の者が「これでよい」と決めることをいいます。 この漢語の使い方の用例は「社長の決裁をあおぐ」「未決裁の案件」などです。 |
|