[4374-2] 谷川うさ子 2016/09/29(木)10:54 修正時間切れ
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●「漢字・漢語」は正しく読めて、意味を正しく分かることが大切です
今、多くの日本人は、「漢字・漢語」は、「読めればいい」として「意味は分からなくてもいい」と考えています。「意味が分からない」と、仕事の中で上司が「ケッサイをおこなう」と発言するのを聞いても「決済」なのか「決裁」なのか?のイメージが思い浮びません。上司の話が分からないのです。 このときの上司の発言の「ケッサイ」が「決済」であったとすると、これを聞いた人は、「決済」という漢語のイメージが思い浮ばないので、「お金を支払う」という業務を行うことができないでしょう。 あるいは、上司の発言の「ケッサイ」は「決裁」であったとします。すると、「ケッサイ」が「決裁」のことであるという漢語のイメージが思い浮ばなければ、上司の発言を無視して独断で行動して仕事の中での信用をなくす事態におちいります。 金銭問題のともなう行動であった場合、大きな経済的な損害が発生することもありえます。
●「漢字・漢語」の意味を分かることが心身の病気を治します
要点は次のとおりです。 一、仕事(企業、職場)は、「漢字・漢語」の言葉でつくられています。 二、「漢字・漢語」は「読めればいい」とすると、「決済」と「決裁」の違いが分かりません。「意味」を正しく学習しなければ、「決済」なのか「決裁」なのか?の文脈の上の判断ができません。 三、仕事の中のどんな言葉も「漢字・漢語」で成り立っています。 その仕事の言葉の意味は「音読み」の意味が社会的な価値も含めた正しい意味です。
●「漢字・漢語」を正しく読めて意味を分かると痴呆症を防ぎます
ポルソナーレは、脳の働き方(言葉の生成のしくみ)を長い間、研究・考察して、日本語のしくみ、成り立ち方を明らかにしました。 こういう言語の理論を「メタ言語」といいます。 メタ言語の観点から日本語をみると、「漢字・漢語」の「音読み」が日本人の知性をつくっていることが分かります。 言い方を変えると、仕事とか社会の中の言葉の「漢字・漢語」を無視すると、認知症(痴呆症)をふくめてどんな病気にもなります。 これが、日本人の心・精神の病気の原因です。対策は、ふだんの生活の中の「漢字・漢語」はともかくとして、「仕事の中の漢字・漢語の言葉」の「音読みとその意味」を辞書で調べて学習することです。 |
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