[4491-2] 谷川うさ子 2016/10/27(木)10:16 修正時間切れ
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例えば同社の「家庭ミステリー」の11月号の特集は「40歳からつまづく女たち」(「不動産屋に不良物件を押し付けられた主婦」「マルチ商法にハマった主婦で一文無しになった貧困主婦の悲惨な生活」)などがテーマだ。 別の特集の「ストーリーな女たち」では、「児童虐待」が主なテーマだ。 「ゴミだらけのアパートで育った少女」「父親のDVで母を喪いリストカットをくりかえす少女」などだ。 悲惨、不幸話が週刊誌の報道のように描かれている。
明大講師の関修氏(心理学)の話。 「自分が虐待、貧困の主人公というのは稀でしょう。 主婦の多くが子育てや家計、将来に漠然とした不安を抱えています。より悲惨なマンガのストーリーや出来事を読むことで、自分はまだマシ、と安心したいのではないでしょうか」。
●日本語(和語)の言語障害がつくっている「強迫」のイメージが「不幸話」「悲惨話」
日本の女性がつくり出す「学習障害」とその結果の「言語障害」のつくるイメージが「レディースコミック」の不幸話、悲惨な話です。 日本の多くの女性の脳の働き方がつくる言葉以前のイメージというものが「不幸話」や「悲惨な話」です。
日本人の使っている日本語(和語・ヤマトコトバ)は、大野晋や山下秀雄の説明によると「動詞」だけの言葉です(已然や未然、音韻の一つ一つが言葉になっている、などが証拠です)。 「漢字」「漢語」だけが「名詞」「抽象名詞」をあらわします(日本の社会、政治、国、法、人間関係の法則は全て漢語とその字義、語義でつくられていることがその証拠です)。
日本人は、「漢字」「漢語」のもつ客観とか空間性を日本語(和語)の表現のためにも教育制度として完成させればよかったのですが、しかし、そういうことはしませんでした。 ●日本人の学習障害と言語障害
「漢字」に「訓読み」をくっつけたり、「漢字」を「ひらがなふうに読む」「ひらがなの代わりに漢字を当てる」といったことをしてきました。 これが、日本人の心・精神の病気をつくってきたのです。 「どんな名詞も動詞に変える」「漢字・漢語の音読みとその字義・語義を不問にする」などが心・精神の病気をつくってきたのです。 ご紹介した「レディースコミック」の悲惨な話、不幸な話が日本の女性に好まれているというのは、「言語障害」が発生していて「強迫」とか「強迫神経症」のイメージを思い浮べていることを示しています。 レディースコミックの不幸話、悲惨な話は、読んでいる当事者の女性が同じ状態にある、というのではなくて、「いずれ、近いうちに自分もこのとおりのことを行う」という「強迫」と「強迫神経症」の材料(ネタ)です。
●日本の女性はこのように病気をつくっている
日本語(和語)によって「行動が止まる」とか「いびつに歪んだ行動をあらわす」と、血管の中の血液に生化学物質があふれて滞留し、脳の中にも回ります。 ノルアドレナリン(猛毒のホルモン)を中心としてアセチルコリン(リュウマチなどをつくる)、セロトニン(凶暴なイバリをつくる)、プロスタグランジン(内臓に痛みをつくり行動を止める)、ロイコトリエン(将来の不安をかきたてる)などといったものが「バッド・イメージ」を思い浮べて、日々、毎日、内扱いによる破壊をつくり出します。 バッド・イメージは快感のドーパミンを分泌するので、その快感を志向する材料として「レディースコミック」や「スマホのアプリ」の中の悲惨なニュースを愛好するのです。 人間がおこなうことには、欲求を満足させる目的のないものはありません。 |
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