[4513-3] 谷川うさ子 2016/11/01(火)10:54 修正時間切れ
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●鬱病になるのは、必ずしも「長時間労働」が原因ではない
その問題とは何か?というと、どんな行動にも「行動には目的」というものがあるということを不問にするということです。 すでにお分りのとおりこの「行動の目的」とは品詞でいうと「名詞」のことです。 あるいは「抽象名詞」です。 日本人の多くの人が毎日話している日本語(和語)は、この「名詞」「抽象名詞」を不問にするというしくみをもっています。不問にするとは「無視する」あるいはわざわざ「壊す」ということです。 これは、世界にも類のない言葉の特質というものです。世界でも珍しい言葉だということは鈴木孝夫(原語社会学者)や金田一春彦(国語学者)らがこのことを書いています。
●事例の女性が鬱病になった正しい原因と理由を教えます
事例の田村英子さん(48歳)が鬱病になったのは、仕事の中の「名詞」「抽象名詞」を「なんとなく分かる」という程度でしか理解しなかったからです。 「そんな筈はない」と誰もが思うでしょう。 「そういうことなのです」という証拠をあげます。
◎例 訓読み…「見る」「観る」「視る」「診る」(みると読む) 音読み…「見」(ケン)「観」(カン)「視」(シ)「診」(シン) 漢語…「見学」「観察」「視野」「診断」(ケンガク、カンサツ、シヤ、シンダン)
鬱病になるとは、「みる」と読めても、それぞれの音読みの意味(字義)は分からないことがつくります。 また、「読める」から「意味はなんとなく分かる」と自分に嘘をついて信じ込ませることが分裂病をつくります。 仕事を辞めたり「介護離職」をしたり、「引きこもり状態」「ニート状態」になるのは、「見学」や「観察」や「視野」「診断」の意味する行動を正しく現わせないことが原因です。
●これが日本人の「言語障害」(心身の病気)です
同じことは、「聞く」「聴く」「訊く」「尋く」(いずれも「きく」が訓読みです)にもあてはまります。 「聞」「聴」「訊」「尋」の漢字の意味が正しく分からなければ、仕事の中で、人の説明は何も分かりません。ましてや介護職の中で「要介護状態にある人の話」など、もっと分からなくなるでしょう。 ここでNHKスペシャルで放映されていた「介護殺人」と同じ破壊のイメージ(強迫神経症)がいつも思い浮ぶようになるのです。
●貧困を防ぐ!! 心身の健康を守る!! 生活を豊かにする対策とは、こういうものです
このような経済の困難、生活上の困難は、日本の「超高齢社会」「人口減少社会」では、当り前に一人一人に迫ってくる問題です。 貧困や病気をつくるのが日本語(和語)のもつ「学習障害」のつくる「言語障害」です。 このような「言語障害」を正しく克服していくことが日本人の誰にとっても切実な問題であることを理解しましょう。
ポルソナーレのカウンセリング・ゼミで毎回お伝えしている対策に取り組み、いらざる鬱病や分裂病、強迫神経症を危機感をもって予防しましょう。 |
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