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待ったなしの超介護 時代がやってきた。 平成27年・厚労省 調べでは、約607 万人が要介護 認定者だ。 男性が187・5万人、 女性が420・3万人だ。 なぜ、男性よりも女性が 圧倒的に多いのか? ポルソナーレのカウンセリング・ ゼミが完全解明した。 予防と改善の対策も 教える。
●事例・女性の認知症・要介護状態
◎女性の認知症(痴呆症)と徘徊の事例(日刊ゲンダイ・平成28年12月刊より)
《相談》 母親は79歳です。認知症がひどくなり、徘徊するようになりました。 目を離したちょっとした瞬間に一人で外に出て行きます。妻は、見つかるまで探し回ります。 妻が近所の人、警察の連絡を受けて引き取りに行くこともあります。 私(夫)は、会社にいても「徘徊していなくなった」と連絡がくると仕事が手につきません。 母親を鍵のかかる部屋に閉じ込めたり、ベッドに手足を拘束してしばりつけることにもためらうものがあります。 徘徊がひどくなる一方の母親を受け入れる施設はありますか? (男性、55歳、会社員、Dさん)
《田中優子のアドバイス・三重県、長期療養型病床、「田中医院」の院長、兼皮膚科医》
認知症の専門スタッフのいる施設がある。 「グループホーム」だ。認知症専門のスタッフがいて、その地域の人が入れる。 もう一つの受け入れ先は、認知症の病棟のある精神科の病院だ。薬による治療もしてくれる。 療養型の病院でも、認知症があれば入ることができる。医療保険が使えるので負担金は少なくてすむ。 特別養護老人施設は要介護度が3以上なら入れるが、相談のケースは「元気に歩き回る」ということだから入所対象にはならないかもしれない。 有料老人ホームの場合は、介護度には関係なく、認知症でも入ることができる。ただ費用面では負担が多くなるかもしれない。 |