[4639-2] 谷川うさ子 2016/12/26(月)20:21 修正時間切れ
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●「メタ言語」について説明します
このように説明する言葉を「メタ言語」といいます。 このような「メタ言語」を用いて「人間」と「人間の存在する世界」を説明したのは吉本隆明と、ハンナ・アーレントです。ポルソナーレのカウンセリング・ゼミは、人間の脳の中ではどのように言葉がつくり出されるのか?のしくみを解明するために、吉本隆明の「個体・家族・共同性としての人間」(『情況への発言』徳間書店)と、ハンナ・アーレントの『人間の条件』(ちくま学芸文庫)を文献と証拠にして、演繹的に実証してきました。 これにおよそ10年以上の歳月を費やしました。 人間の脳は、「時間性」の領域と「空間性」の領域で成り立っています。 ●完全解明。日本人の認知症(痴呆症)のしくみ
ここから説明することを「分かりたい」と思うか、それとも「めんどくさい。なにやら頭の中がボーッとしてきた」と思うか、このどちらかが、あなた、もしくはこの説明を目にしたり耳にする人の「認知症」(痴呆症)を決定的に左右します。 理由を説明します。
一、現実の社会は、経済も政治も生活も、人間関係も、全てが「空間性」で成り立っている。 二、空間性とは、耐久性があり、永続性があるもののことで、人間の生存に不可欠な人工世界を形成しているもののことである。
三、空間性を言いあらわす言葉というものがある。 それが「名詞」であり「抽象名詞」である。 ふつうには、「概念」とか「規範」といわれている。言葉の次元では「文法」のことである。
注・日本語(和語)には、欧米語でいわれている「文法」は無い。 「ある」と考えている国語学者、文部省、文化庁は、日本人の認知症(痴呆症)と要介護に責任を負わなければならない。
四、「時間性」とは、ひとくちにいうと「自然性」のことである。 「自然」とは「自然に治る」とか「自然治癒」のことではない。 ニーチェのいう「永劫回帰」(えいごうかいき)のことだ。ここからみると、「自然治癒」は形容矛盾でしかない。
「時間性」を一般的な言い方で説明すると「食べ物」「植物」「動物」「飲みもの」などのことだ。本日は「現実の中に滞在する期間が短いもの」のことだ。 すぐに形や姿が消えて無くなるものが「自然」の定義である。
五、日本語(和語)は、人間の脳の中の「自然性の言語領域」で生成されている。それゆえ、日本語(和語・ひらがなの言葉)は、「自然性を言い表す言葉」である。
六、日本語(和語)は、脳の中の「空間性の言語野」に対して、不整合(不適合)の位置でつくられている。 これが、日本人の認知症(痴呆症)の発生の機序と根拠である。
●要介護者は今、600万人。男性は180万人。女性は430万人
厚生労働省の発表では、日本人の「要介護者」は600万人にのぼっています。 10年以内には、700万人になると推計されています。 男性の要介護者は187万人です。女性の要介護者は430万人です。 |
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