[4696-2] 谷川うさ子 2017/02/01(水)10:53 修正時間切れ
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●日本人は、「偽(ぎ)の名詞、抽象名詞」をい行動の対象にしている
「偽(ぎ)の名詞」とは何か?というと「概念ではない」ということです。 「花」(カ)とは「被子植物の生殖器官である」という説明が概念です。英語、ドイツ語の「行動の対象(目的)としての名詞、抽象名詞」は、原則として、概念であるのです。 多くの日本人は、「花」(はな)と「花」(カ)の「名詞」(抽象名詞)の違いが全く分かりません。 だから、認知症(痴呆症)の本質が分からないのです。 そして認知症(痴呆症)のつくり出す周辺症状の異常行動の本質も分かりません。 三好春樹(理学療法士)のような、くりかえしくりかえし介護の現場で経験した「行動」を「黙契」(もっけい)として偽(ぎ)の解釈をつくり出します。 さらに、この三好春樹の「問題介護による老人の異常心理が異常行動である」という発言を「禁制」(きんせい・タブー・このように行動せよ。あるいは、このように行動してはいけないというタブーの言葉を行動の秩序とすること)として記号か、道路標識のように記憶するのです。
●日本人は精神分裂病をつくって行動してかろうじて生きている
認知症(痴呆症)がつくり出すさまざまな異常行動は、もともと現実の中にある「名詞」や「抽象名詞」を「偽(ぎ)の名詞、抽象名詞」につくり変えることを熱心におこなった人がおこなう行動です。 精神分裂病の第二期の病理症状をくりかえしおこなってきた人が頭の中の空想の現実を行動の対象としたときにあらわれるのが異常行動です。 「入浴をしない」「部屋の中をゴミだらけにして片付けない」「自分の都合ではなく、相手の非を理由にして人間関係を破綻させる」などが、精神分裂病の第二期の病理症状です。 これが異常行動であることは、誰の目にも明らかです。 ここから「躁うつ病のヒステリー症状」といわれる分裂病の症状がつくられます。 「電話に出ない」「本も新聞も、全く読まない」「ガスの栓を閉めて火を消したかどうかが気になって、なんどもたしかめる」など。 認知症(痴呆症)の異常行動(周辺症状)は、このような精神分裂病の延長線上で発生します。
●ポルソナーレが効果を教えます
対策は、介護する人も介護される人も、「名詞」「抽象名詞」を正しく言うことです。「経験同一化の法則」が働いて、正常な発言、および行動が期待できます。 |
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