[4699-2] 谷川うさ子 2017/02/03(金)17:02 修正時間切れ
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吉本隆明の『共同幻想論』(角川ソフィア文庫)には、コンピューターのなかったころの日本人の心・精神の病気(精神分裂病)が説明されています。 この古代の日本人の分裂病をつくる「材料」は「狐」(きつね)でした。 「狐が自分に憑く」「自分が狐に取り憑く」という材料が「狐」です。 憑依がひどくなると狐のかっこうをして走り回り、ケン!と鳴いていました。 これと全く同じで、どこも変わらないのが「パソコン」「スマホ」の取り憑き(憑依)です。 誰もがそれぞれ、自分の興味のある「アプリ」や「ネット情報」をいつでもどこでも眺めつづけることをおこなっています。 これが、古代人にとっては狐、現代の日本人にとっても「狐」です。 「パソコン」への憑依、スマホへの憑依は、古代人から明治、大正、昭和にかけては、「品詞の転成による偽(ぎ)の名詞、抽象名詞」でした。 そして、さまざまな精神分裂病の病理症状です。そしてさらに、現代では「要介護」です。 パソコン、スマホに取り憑いて、20代、30代の人が東京では年間、300人くらいの人が「孤独死」しています。 これが正しい現実(名詞・抽象名詞)の実体です。
このような日本人の現実にたいして現ゼミ生の皆様の心身の安全と望ましい生き残りの仕方をご提供しつづけます。 |
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