[4722-3] 谷川うさ子 2017/03/01(水)14:24 修正時間切れ
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◎解説 日本語の「動詞文」とは、英語の文型でいうと「第1文型」だけしか無いということです。 このようにいうと、「日本語にも、花、家、会社、電車、米、水、など、名詞はたくさんある。高い、青い、悲しい、嬉しいなどの形容詞もたくさんある」と多くの人は異義を申し立てるでしょう。 ところが、この理解が問題になるのです。 日本語(和語)というときは、「花」(はな)「家」(いえ)「水」(みず)のことをいいます。「会社」(カイシャ)「電車」(デンシャ)は漢語(漢字)の「音読み」の名詞です。したがって外来語です。 日本語(和語)ではありません。 「花」「家」「水」は、もともと「動詞」の言葉です。「品詞の転成」という作り方で「偽(ぎ)の名詞、抽象名詞」として作られました。
●日本人の精神分裂病のつくり方
日本人は、漢語(漢字)の音読みとその字義、語義を正しく分かったうえで名詞(抽象名詞)をい使わないかぎり、英語の文型の「第1の文型」しかしゃべれないし、「第1の文型」でしか思考できないのです。 「O」(名詞)と「C」(形容詞)がありません。 すると行動の「目的」(対象)が無いので、いつでも「行動は止まる」し、「行動は止まったまま」です。 この動詞文の「動詞」の「行動の止まり」とは、吉本隆明の『共同幻想論』(角川ソフィア文庫)にもとづくと「他界」(死ぬこと)を意味するのです。 「ニート」「不登校」「引きこもり」は、ひとりひとりの言い分はいろいろでも、「動詞文」の「動詞」に目的(O・C・対象)が無いことが原因です。 そして、それは、ただちに他界(死)を意味しています。そこで「偽(ぎ)の名詞(抽象名詞)」による精神分裂病をつくり出して、「家の中での生存」を可能にしています。 家族が食べものを与え、住むところを与え、温かく快適に生活できる環境を与えています。社会保障制度も、生存を支えています。 これが日本人の精神分裂病(認知症がつくり出します)の歴史的な実体です。 |
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