[4781-2] 谷川うさ子 2017/06/29(木)14:07 修正時間切れ
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このような脳の働き方をおこなう日本人に、一体、どのように病気とはよくないことだと理解させられるのか?と考えると、それは、「お金がかかることである」という事実です。がんや脳卒中、心臓病などの身体の病気は、医療の仕方が驚くほど高度になっているために、60%の人が長期の生存を可能にしています。また、認知症といえば高齢者だけの病気と思われがちですが、精神分裂病というと認知症は若い年齢からつづいていることがよく分かります。若い年齢の時期から、病気にはお金がかかっています。
どんなに見ないフリをしてもごまかしようのないお金の現実を考えて、お伝えしている対策にとりくむことをおすすめいたします。
●無意識って恥ずかしい!? 人との会話でついやっちゃっている嘘話あるある
ポルソナーレのカウンセリング・ゼミが吉本隆明の『共同幻想論』(禁制論)(角川ソフィア文庫)をテクストにしたのは、「黙契」と「禁制」を正しく理解するためです。 黙契とは、ひとくちにいうとウソの話のことです。 禁制とは、ウソの話を人にしゃべることです。 日本語の脳の言語野は、ブローカー言語野・X経路・動詞の言語野です。 動詞文ということは、動詞の言葉しかない、動詞の言葉で品詞をつくり出しているということです。
動詞の言葉だけで名詞も形容詞もつくり出しているということは、偽(ぎ)の名詞、偽(ぎ)の形容詞であることを意味しています。 現実は、概念としての名詞、抽象名詞でつくられています。 この概念としての名詞、抽象名詞に対して日本語の名詞、抽象名詞は、偽(ぎ)すなわち「ウソ」になるのです。 これが「黙契」と「禁制」の実体です。
この「ウソの言葉」「ウソの話」を日本人の日常生活にさせるのが「動詞」の法則です。 国語学者・大野晋が『日本語の文法を考える』(岩波新書)で「動詞」を説明しているとおりに、「ル・ラル」と「ス・サス」の思考の二分法が「ウソの言葉」と「ウソの話」を可能にしています。
●日本語の動詞分の「動詞」がつくる思考の二分法
「ル・ラル」(隠る、流る、など)……「近づかない」「尊敬する」(外扱い)
「ス・サス」(隠す、流す、など)……「近づけば壊す」「デタラメをしゃべる」「人の話も壊す」(内扱い)
「自分の話すことを自分で尊敬する」(ル・ラル)「自分がしゃべることは必ずデタラメをしゃべる」(ス・サス)、「自分がしゃべったデタラメは自分の発声・発音によるので、デタラメであるほど自分で尊敬する」(ル・ラル) |
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